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ジャスティスガンダムは、テレビアニメ機動戦士ガンダムSEED』に登場する架空の兵器ザフトの試作型MS(モビルスーツ)。

劇中での正式名称はジャスティスガンダムタイプ#『機動戦士ガンダムSEED』シリーズにおけるガンダムを参照)。機体名の「ジャスティス」は英語で「正義」を意味する。

本項では、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する後継機インフィニットジャスティスガンダムの解説も記述する。機体デザインは両機とも大河原邦男が担当。

テンプレート:ネタバレ

機体解説 編集

テンプレート:機動兵器 ZGMF-X10A フリーダムと共に開発されたザフトの最新鋭MS。高出力ビーム兵器とフェイズシフト装甲(PS装甲)、それらを連続運用するためのNジャマーキャンセラー併設型のエンジンを搭載している。

多数の固定火器により高い砲撃力を有するフリーダムに対し、ジャスティスはビームブーメランや背部フライトユニット「ファトゥム-00」を駆使したトリッキーな戦術を得意とする。総合火力ではフリーダムに劣るものの、中・近距離での格闘能力に優れている。 この他、フリーダムと同じく「マルチロックオンシステム」も搭載されており、武装モジュール「ミーティア」との連動により対艦・対要塞の射撃・格闘戦闘にも対応可能である。額のブレードアンテナ基部には「Xー09A NOVE」と刻印がある。「NOVE」とはイタリア語で「9」の意味。

核エンジンの豊富なエネルギーによる半無制限の稼働時間、バッテリー機を上回る火力、ファトゥムの強力な推進力による高い機動性と、C.E.71年代におけるトップクラスの機体の1つに数えられる。

腰部後面のパネルを開けると、原子炉にアクセスすることができる。

武装 編集

MMI-GAU1 サジットゥス 20mm近接防御用機関砲
マイウス・ミリタリー・インダストリー社製の対空機関砲。両側頭部に計4門装備される。フリーダムのピクウスよりも小口径だが、その分速射性に優れる。サジットゥスはラテン語で「」の意。
MA-M20 ルプス ビームライフル
フリーダムとの共通兵装として開発された携帯ビーム砲。核エンジンの豊富な電力によってバッテリー駆動機のライフルを凌駕する高出力を誇る。フリーダムのものとはラインのカラーが異なる。不使用時はリアスカートにマウント可能。
MA-M01 ラケルタ ビームサーベル
ビームライフル同様、フリーダムと共通装備のビームサーベル。核エンジンからのエネルギー供給により従来型よりも威力が高く、2つの柄を連結した双頭刃形態「アンビデクストラス・ハルバード」モードでの運用も可能で、アスランはこの形態を好んで使っていた。
RQM51 バッセル ビームブーメラン
両肩にマウントされたビームブーメラン。ビーム刃に対する干渉反応を利用し投擲軌道をコントロールすることができる。
本来デザイン時には設定されていない武装であったが、作中で追加される形となった。
対ビームシールド
アークエンジェル級の外装に採用されているラミネート装甲製シールド。その性能は実戦にて連合のGAT-X131 カラミティの高出力ビーム砲「スキュラ」の直撃に耐え、なおかつそれを押し戻し砲口を破壊したことでも実証されている。ビームライフルと同じく、フリーダムのものとの相違点はカラーリングのみ。
MS支援空中機動飛翔体「ファトゥム-00(ダブルオー[1])」
背部に設置された大型フライトユニット。普段は背面に装着されメインスラスターとして機能するが、本体から分離させ遠隔操作することが可能。ジャスティス本体と別の目標に攻撃を加えたり、時間差攻撃を仕掛けたりと様々な戦闘方法に応用される。
元々はグゥルから発展したユニットであり、上部にMSを搭乗させることも可能。ファトゥムはラテン語で「運命」の意。
MA-4B フォルティス ビーム砲
前部に2門搭載されている速射型ビーム砲。フォルティスはラテン語で「強力」の意。
M9M9 ケルフス 旋回砲塔機関砲
エンジンブロック上部に搭載された実弾砲塔。360度全方向に発射可能。
GAU5 フォルクリス 機関砲
エンジンブロック〜フォルティス砲身間に内蔵された機関砲。フォルクリスはラテン語で「」の意。
MS埋め込み式戦術強襲機「ミーティア」

ミーティア (ガンダムシリーズ)」を参照

劇中での活躍 編集

キラ・ヤマトによって奪取されたフリーダムの奪還、および関連人物・施設の排除のためアスラン・ザラに与えられたが、オーブ攻防戦においてアスランはこの機体を以ってアークエンジェルに加勢、以後はアークエンジェル側の戦力として運用され、新型GATシリーズに苦戦するフリーダムを援護し危機を救った。

その後アークエンジェルは、ラクス・クラインらが奪取したエターナルと合流し、同時に本機はフリーダムとともにエターナルの艦載機となった(この際には左肩と左足首に機体番号「102」が記載されている)。これはエターナルが両機の専用運用艦であるため、機体運用の利便性を図ったためである。

第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の最終局面ではフリーダムと連携してカラミティを撃破する活躍を見せた他、カガリ・ユラ・アスハストライクルージュと共にジェネシス内部に突入し、本機を核爆発させることでジェネシスを破壊した。これによってジェネシスの地球への着弾は寸前で阻止された。

インフィニットジャスティスガンダム 編集

テンプレート:機動兵器 ザフトの統合開発局によって設計されていた基本データをクライン派が盗用し、ファクトリーで更なる改良が加えられて完成した機体。型式番号こそザフトの「ZGMF」を継承しているものの、実質的にはターミナルのオリジナル機といっても差支えがないほどの高性能MSとして生まれ変わった[2]。ファクトリーでの本機改良において、ストライクフリーダムと同様にアスラン・ザラの搭乗を前提にスペックの最終調整が行われている。これはキラ・ヤマトの強い提言により、ストライクフリーダムとの連携運用を念頭において行われた。キラは本機の開発に主導的役割を果たしている[2]

ハイパーデュートリオンの搭載によって先代ジャスティスの数倍の出力と戦闘力を誇り、ザフト正規軍製のデスティニーレジェンドに匹敵するとされている。フレームは銀色のPS装甲素材である。

先代ジャスティスは、ビームライフル、ビームサーベル、数種の機関砲を駆使した中〜近距離での高速戦闘を基本戦闘としていたが、比較的近接戦闘の頻度が多かったアスランの戦闘データを考慮し、その基本コンセプトを受け継ぎつつ多彩な格闘武装を搭載、接近戦時における戦術バリエーションの拡大を図っている。また、先代機同様ミーティアとの連携運用が可能[2]

「インフィニット」は「無限」の意で、「インフィニットジャスティス」とは「無限の正義」、「飽くなき正義」と訳される。額には「DICIANNOVE(イタリア語で19)」の文字がある。3rdOPカット時の本機の額には、"Giustizia Modifica(正義・改変)"の文字がある。劇中では「ジャスティス」とのみ呼ばれている。

武装 編集

MMI-M19L 14mm2連装近接防御機関砲
左右側頭部に搭載された小型機関砲。系統的にはガズウートに搭載された装備の改修型に当たる[3]
MMI-GAU26 17.5mmCIWS
胸部に4基内蔵された小口径機関砲。MMI-M19Lと共に本機の近接防御を担っている。先代機に装備されたサジットゥスの直系[3]
MA-M1911 高エネルギービームライフル
フリーダムとジャスティスの共通兵装であるMA-M20ルプスは、今回のリファイン機開発に際しサブグリップを廃した上で、個別に大幅なアレンジが施された。2挺となり連結してロングライフルとなるストライクフリーダムのライフルに対し、本機のビームライフルは格闘戦時の取り回しテンプレート:要出典を考慮しコンパクトにまとめたものとなっている。リアスカートへのマウントも引き続き可能。
MA-M02G シュペールラケルタ ビームサーベル
両腰にマウントされる、ストライクフリーダムと共通装備のビームサーベル。基本的には先代機のMA-M01ラケルタと同一の装備だが、更なる改良によってC.E.73時点においても十分実用に耐える性能を持つ。また、柄の連結機構「アンビデクストラス・ハルバード」も引き続き採用されている。
MR-Q15A グリフォン ビームブレイド
左右の膝〜爪先間に設置されたビームブレイド。この種の蹴り技を斬撃に昇華させる近接ビーム兵装はZGMF-X24S カオスやGAT-X303 イージス、他にZGMF-X11A リジェネレイトにも見られる。名称の由来は鷹の上半身と獅子の下半身を持つ架空の生物グリフォン。本体の設計がファトゥム-01よりも先行したため、旧モデルを搭載している。アスランのイージスの運用実績により、実質アスランのためだけに装備された兵装である[2]
MX-2002 ビームキャリーシールド
ビームシールドジェネレーター、ビームブーメラン、ワイヤーアンカーを内蔵する複合防盾兵装。大出力ビーム砲の直撃さえ防ぎ切る防御力を発揮する。展開中でも内側からの攻撃は素通りし、攻撃と防御を同時に行うことが出来る。ビームの出力は調整することができ、シールドの形状を変えるのみならず、ビームガンやビームサーベルとしての使用も可能である。インフィニットジャスティスではEEQ08とRQM55が装備されているが、マウント形状の変更により、他兵装も携行可能[2]。同様の兵装にはGAT-X207 ブリッツの攻盾システム「トリケロス」やZGMF-X13A プロヴィデンスの「複合兵装防盾システム」などがある。
RQM55 シャイニングエッジ ビームブーメラン
ビームキャリーシールド外縁に設置されたビームブーメランで、RQM51バッセルやRQM60フラッシュエッジの系列モデル。空力飛翔体ではなく、ビーム場を形成する力場と空間の相互作用により、大気圏外での運用も可能となっている。従来のビームブーメランに比べ出力されるビーム刃が長大で、ブーメラン本体からビーム刃が届く半径が拡大している。通常はビームキャリーシールド先端部に搭載されており、そのままビームを展開させて大型ビームソードとしても運用可能。
EEQ08 グラップルスティンガー
ビームキャリーシールド外装部に格納される格闘戦用クロー。ビームシールド発生器の前半分を挟む形でシザークローが、更にクローと連絡したワイヤーがビームシールド発生器内に巻かれて、それぞれ設置されており、使用時にはクローがワイヤーを引っ張る形で飛び出し、敵を捕縛する。ソードストライクのパンツァーアイゼンと同様の武器である。本編劇中では使われた描写は無く、唯一確認出来るのは「FINAL PLUS 選ばれた未来」で描き下ろされたオープニングのみ。
なお、コミカライズ版4巻(講談社コミックボンボン連載)では、この兵装でデスティニーの武装を奪い反撃に転ずる場面が描かれている。
MS支援空中機動飛翔体「ファトゥム-01(ゼロワン[4])」
本機の最大の特徴である航宙・航空用リフター。ジャスティスのファトゥム-00の発展形で、原型機と同じく背面への装着及び本体を上部へ搭乗させるサブフライトシステムとしての機能を持ち、遠隔操作や自律行動による本体との連携攻撃も可能で、運用しだいでは変幻自在な戦闘を繰り広げることができる。主翼の展開機構はシンプルに一新され更に大型化し、スラスターの推力の引き上げも施され、より強力な空間機動が可能となった[2]
新機能としては機体底面にグリップを設置しており底面にもMSを牽引可能となった他、分離時に展開する機首部分には、突撃用の大型対装甲ナイフが組み込まれているほか、各部にビームサーベルの発生装置が設置されている。これらを展開しての突撃はミネルバの装甲すら易々と貫通する程の破壊力を持ち、対艦・対要塞戦において驚異的な戦闘力を発揮する。
MA-6J ハイパーフォルティス ビーム砲/MA-M02Sブレフィスラケルタ ビームサーベル
機首部周辺に2基装備された可変式兵装。MA-6Jハイパーフォルティスは、その名の通り00に搭載されたMA-4Bの発展型であり、型式番号上はZGMF-X23S セイバーに搭載されたMA-7Bスーパーフォルティスの前型モデルに当たる。砲身を180度折り畳むことにより、小型ビームサーベルMA-M02Sブレフィスラケルタが使用可能となる。この装備は主に突撃用のビームスパイクとして使用される。
MA-M02G シュペールラケルタ ビームサーベル
手持ちのMA-M02Gを固定式に改修した装備。機首部底面(対装甲ナイフの前部斜め下)に設置される。MA-M02Sと共に突撃用のビームスパイクとして機能する。
MR-Q17X グリフォン2 ビームブレイド
両翼前縁に設置されるビームブレイド。ZGMF-X88S ガイアのものと同型の装備。本体脚部のビームブレイドは前型モデルに当たる。標的とのすれ違い様での斬撃に威力を発揮する。

劇中での活躍 編集

第42話にて、ザフトのオーブ侵攻作戦の最中、コクピットにラクス・クラインを乗せ、軌道上のエターナルからキラ・ヤマトの駆るストライクフリーダムと共に大気圏に突入。ストライクフリーダムと分れた後はラクスの操縦で戦闘中のアークエンジェルに収容された。その後、ザフト脱走時におった負傷がいまだ癒えないアスラン・ザラが無理を押して搭乗し出撃、シンの駆るデスティニーと交戦し同機の右腕を切り落とし撤退に追い込む。その後アスランは傷が開いて気を失い、本機も海に落下するが、ストライクフリーダムにより回収される。

第49話ではストライクフリーダムと共にミーティアを装備して多数のザフト軍部隊を撃破しつつステーション・ワンを破壊した(ちなみにミーティアの顛末については、コミカライズ版ではデスティニーとの交戦によって破壊されている)。

最終話のメサイア攻防戦において、ルナマリア・ホークの駆るインパルスの右手足を切り落とし、更に追撃してくるデスティニーとも交戦し戦闘不能に追い込み、ミネルバのメインスラスターをファトゥム-01によって破壊し航行不能にした。さらにアカツキと共に月面にあるレクイエムの砲本体に侵入し、アカツキの攻撃と合わせてファトゥム-01を特攻させ阻止破壊に成功し脱出した(漫画『THE EDGE』では本機のみでビームソードを突き刺して破壊[5])。最終的に本機は目立った損傷のない状態で帰還を果たし、改めてその総合性能の高さを実証することとなった。

「FINAL PLUS 選ばれた未来」と「スペシャルエディション完結編 自由の代償」にて追加された新規エピローグでは、ファトゥム-01を装備した状態でプラントへ向うエターナルに随行する姿が見られた。

設定の変遷 編集

発表時の名称はナイトジャスティスガンダムであったが、ストライクフリーダムガンダムと同様に急遽変更された。

本機の開発経緯については、当初模型などで公開された設定では「本機の開発経緯について詳細には判明しておらず、一説によればラクス・クラインを筆頭とする旧クライン派が先代ジャスティスの基本設計にセカンドステージシリーズのデータを組み込んで製造した機体で、おそらくはアスランの専用機として開発が行われていたと思われる[6]」というものであった。

脚注 編集

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  1. 『機動戦士ガンダムSEED OFFICIAL FILE メカ編 Vol.3』 講談社、7頁、『テレビマガジン特別編集エクストラ 機動戦士ガンダムSEED & SEED DESTINY』 講談社、28頁。
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 プラモデル 『1/100 MG インフィニットジャスティスガンダム』 組立説明書。
  3. 3.0 3.1 プラモデル 『1/100 MG インフィニットジャスティスガンダム』 ではMMI-M19Lが胸部側、MMI-GAU26は頭部側の機関砲となっており、胸部下側の機関砲はセンサーらしきものに変更されている。
  4. 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY OFFICIAL FILE メカ04』 講談社、6頁。
  5. 引用エラー: 無効な <ref> タグ。「aroundight」という名前の引用句に対するテキストがありません
  6. 型式番号はザフト開発機であることを示す「ZGMF」になっている。後に発売されたプラモデル 『1/100 MG インフィニットジャスティスガンダム』 において、「ザフトでの基本設計をクライン派がひそかに奪取し、さらなる改良を加えた」と設定された。この2機は設定が二転三転しており、詳細はフリーダムガンダムの項のストライクフリーダム「設定の変遷」を参照のこと。

関連項目 編集

id:ZGMF-X09A Justice Gundam

th:จัสติสกันดั้ม zh:ZGMF-X09A Justice

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