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ストライクガンダムは、テレビアニメ機動戦士ガンダムSEED』に登場する架空の兵器

地球連合軍の試作型MS(モビルスーツ)。劇中での正式名称はストライクガンダムタイプ#『機動戦士ガンダムSEED』シリーズにおけるガンダムを参照)。機体名の「ストライク」は英語で「攻撃」の意味。機体デザインは大河原邦男

本項では各メディアミックス作品に登場する派生機の概要も記述する。 テンプレート:ネタバレ

機体解説 編集

テンプレート:機動兵器

地球連合所属国家の1つ大西洋連邦が、オーブ連合首長国公営企業モルゲンレーテ社の技術協力を受け、資源コロニーヘリオポリス」で極秘開発した5機の試作MS(G兵器 / 前期GAT-Xシリーズ)の1機。5機の中では最も後に完成した機体で、GAT-X102 デュエル、GAT-X103 バスターと同系列のX100系フレームを基本骨格に採用している。

最大の特徴は、独自の装備換装機構「ストライカーパックシステム」である。このシステムは、各戦況に適したバックパックや、その他の装備を適宜換装することで、1機で各々の専用機と同等かそれ以上の性能を付加することを目的としている。また、各ストライカーには機体の予備電源を兼ねたバッテリーが内蔵されており、戦闘中に母艦から射出されたストライカーパックを換装することによって、後方で補給を受けず瞬時に戦線復帰することが可能である。

また、本機に採用された「ストライカーパックシステム」は後に地球連合軍のダガーシリーズ、ザフト軍のザクシリーズを始めとした量産機に加え、セカンドステージシリーズインパルスライブラリアンの再生機等にオプション兵装としての新たな設計思想を確立させることに大きな影響を与えた。

本機の量産機として、地球連合軍のストライクダガーやオーブ連合首長国のM1アストレイが生産されている。

武装 編集

75mm対空自動バルカン砲塔システム イーゲルシュテルン
両側頭部に2門内蔵される対空防御機関砲。接近する敵機やミサイルなどを自動的に追尾し迎撃射撃を行う。他の連合軍機や、艦艇にも装備される標準的な火器。
名称の由来は、「ハリネズミの陣」。現在アメリカ合衆国海軍及びその同盟国海軍艦艇が装備しているCIWSファランクス」(ハリネズミ、方陣)を独語訳したもの。
対装甲コンバットナイフ・アーマーシュナイダー[1]
腰部両脇ホルダーに内蔵されている超硬度金属製の戦闘ナイフ。超振動モーターによって刃身を高周波振動させPS装甲をのぞくほとんどの物体を切断可能。PS装甲搭載機でも、適切な部位を攻撃すれば装甲内部に幾許かのダメージを与えることができる。攻撃力はPS装甲すら切り裂けるビームサーベルには及ばないが、内蔵された電池により本体の電力を消費せずに使える利点がある。PS装甲やビーム兵器を有する同機は消費電力も激しい為、このような実刃兵器がサブ・ウェポンとして装備された。「アーマーシュナイダー」とはドイツ語で「装甲を切るもの」の意。
なお、この武器は『機動戦士ガンダムSEED』シリーズのキャラクターデザイナーであり、銃器、刃物類に造詣の深い平井久司がデザインを手がけている。これを使用しジンやラゴゥを撃破している。それらの戦果を受けた地球軍は、折り畳み式からシースナイフ式へと改良したものをGAT-X133 ソードカラミティに継承した。
57mm高エネルギービームライフル
ライフル型の携帯ビーム砲。ジンのバルルス改よりも遥かに小型だが、ローラシア級の外装をも一撃で撃ち抜く威力を持つ。ただし、拳のコネクターを介して機体から直接エネルギーを供給しているため、発砲数に応じて稼働時間に大きな制約を受ける。携行装備ゆえ装着ストライカーの干渉を受けず使用出来るが、エネルギー消費の関係上出力に余裕があるエールストライカー装備での使用が望ましいとされる。
対ビームシールド
ビームを拡散吸収する特殊塗料でコーティングされた手持ち・前腕装着両用の盾。部材そのものも特殊な共振現象を起こす固有振動数を持った鋼材同士の複合金属で作られており、微細な振動を繰り返すことで、コーティングの効果と相まってPS装甲の弱点であるビームを屈折、拡散させることができる(ただし、装甲に用いるには不向きな素材である)。この盾はデュエル及びオーブ製のアストレイ系列機の物と同規格の大型タイプで、有効防御面が広い分、大型火器との併用や接近戦時の取り回しにやや難があるため、ソード、ランチャーストライカー装備時は使用されない。
バズーカ
地球低軌道域で合流した第8艦隊より供給された対MS用バズーカ。一度に弾倉を4つまで装着出来る。水中では威力が大幅に落ちるビーム兵器の代わりに使用されるが、最終的にソードストライカーで戦闘することになったため、どの程度の効果があるかどうかは不明。本編では一度切りの登場であったが、高山瑞穂版『機動戦士ガンダムSEED』では、オーブ解放戦争に参戦しているM1アストレイが装備している。

ちなみに『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』での出撃ムービーにも登場したが、実体弾ではなく何故かビームを発射していた。

XM404 グランドスラム
プラモデル「1/60 PG(パーフェクトグレード)ストライクガンダム」付属のボーナスパーツを元に設定されたオリジナル武装。アーマーシュナイダー同様、平井久司が自らデザインを行った。また、この装備は後に発売された「1/100 MG(マスターグレード)ストライクガンダム+I.W.S.P.」にも付属しているが、設定変更によって非公式扱いとなり、組立説明書内の解説文にも詳細は一切記述されていない。
ガンダムイボルブ』ではザフト軍の地上基地にあったものを武器を失ったストライクが使用していた。
グランドスラム旧設定
ストライクのオプション武装の1つとして用意された巨大な実体刀剣。その全長はMSの身長を軽く上回り、リーチの長さを活かした広い間合いからの斬撃、刺突を可能とする。グリップは折り畳み式である程度の携帯性を確保しているが、結局は遥かに小型で取り回しに優れたアーマーシュナイダーが採用されることとなった。残された装備は構造を簡略化した上で接近戦武装を持たないバスターに回される予定だったが、その矢先ザフト軍クルーゼ隊によって同機を含む4機のGが強奪され、更にヘリオポリス崩壊に伴い製作された試作品及びその他関連資料の一切が行方不明となってしまった。

劇中での活躍 編集

C.E.71年1月25日、ザフト軍クルーゼ隊によるヘリオポリス襲撃の最中、地球連合軍の女性士官マリュー・ラミアスと偶然MSデッキへ居合わせたヘリオポリス工業カレッジの学生でコーディネイターキラ・ヤマトが搭乗。起動時はアスラン・ザラの銃撃で腕を負傷し、パイロットですらないマリューが操縦していたが、絶体絶命のピンチに陥った時、強引に操縦を代わったキラ自身の手で未完成の段階だった機体OSを瞬時に書き換えられ、標準装備ながらその驚異的な機動性で迫り来るジンを撃破した。OS調整後のストライクはキラ以外には到底扱える物ではなくなってしまったため、そのままなし崩し的に彼はストライクの専任パイロットにされてしまう。

以後奪われた4機のG兵器を伴って迫るクルーゼ隊の襲撃をかわし続け、地球降下後アフリカでは「砂漠の虎」ことアンドリュー・バルトフェルド率いるバルトフェルド隊、紅海横断途中にマルコ・モラシム隊と交戦しこれを撃破した。

オーブ近海での戦闘の後、アークエンジェルと共にオーブに匿われ、キラのモルゲンレーテへの技術協力(M1アストレイのOS開発)及びストライクの戦闘データの提供を交換条件にモルゲンレーテ本社工場内にてオーバーホールを受けた。オーブ出発直後の戦闘で遂に奪取されたG兵器の内の1機ブリッツを撃破するが、その後の戦闘でイージスの自爆攻撃に巻き込まれ大破する。重大な損傷を負った本機はオーブによって回収され、ナチュラル用のOSを組み込んだ上で修復される。

修復された機体は、地球連合軍を脱走したアークエンジェルがオーブに寄港した際に引き渡され、以降はムウ・ラ・フラガの搭乗機となり、左肩にムウのパーソナルマークが施されている(同時に左肩と左足首に機体番号「110」も記載されている)。オーブ解放作戦においてはストライクダガーカラミティを相手に初心者とは思えない戦い振りを見せ、オーブ陥落後も三隻同盟の貴重な戦力として運用され続けるが、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦において、プロヴィデンスの攻撃で中破した。その後、アークエンジェルに着艦しようとするが、ドミニオンのローエングリンからアークエンジェルを護るため、その身を挺して受け止め爆散した。

再生機 編集

戦後、地球連合軍第81独立機動群「ファントムペイン」が、アクタイオン・インダストリー社を中心とした複数企業の技術協力を受け推進したエースパイロット用カスタマイズMS開発計画―通称「アクタイオン・プロジェクト」に基づき再生産された機体。専任パイロットはホアキン中佐指揮下の特殊戦MS小隊に所属するパイロット、スウェン・カル・バヤン中尉。

大戦後期から戦後にかけて続々開発された新型機の登場に伴い、初期GAT-Xは相対的に旧世代機と化していたが、それでもなおそのポテンシャルはこれら後継の機体群にも充分対抗可能な水準を維持していた。その優秀性に着目したファントムペインは、アクタイオン・インダストリー社を主導とする民間企業連合に初期GAT-Xの再生産を依頼。部隊内から選抜した優秀なパイロットをこれらの機体に搭乗させ、実働データの収集・再検証を行った。そして、その結果得られたデータやパイロット本人の意見を基に機体をカスタマイズすることで、次世代機に匹敵する高性能機開発を模索していた。

再生産されたストライクは、設計上はオリジナル機と全くの同型だが、主電源にパワーエクステンダーを採用したことで活動時間が大幅に延長されている。PS装甲の電圧設定も一部変更され、ヘリオポリス製の機体に比べ起動色がやや暗色化しているのが特徴である。あらゆる戦局に対応するため、装着するストライカーは全領域型のI.W.S.P.が選択された。

I.W.S.P.は確かに強力な装備であったが、データの蓄積・解析が進むにつれ、様々な欠点も露呈させていった。特に機体上半身や、コンバインドシールドを装備する左腕部の重量バランスの悪さは顕著であり、機動時の余剰モーメントの発生は深刻な問題であった。後に、これら欠点の克服と同時に、より機能を発展、昇華させた新型ストライカー「ノワールストライカー」が製作された。並行してストライク本体も改修が加えられ、機体は後の「ストライクノワール」として生まれ変わることとなる。

本機は「1/100 MG ストライクガンダム+I.W.S.P.」発売にあたり新規設定された機体である[2]

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ストライクルージュ 編集

モルゲンレーテ社が、イージスとの戦闘で中破したストライクを修復した際に製作した予備パーツを組み上げて完成させた機体。型式番号はMBF-02。オーブ五大氏族アスハ家の息女カガリ・ユラ・アスハの専用機として宇宙戦闘艦クサナギに搭載された。左肩に「オーブの獅子」と呼ばれた彼女の父、ウズミ・ナラ・アスハにちなんだ右向きの獅子にユリの花のパーソナルマーキングが施されている(同時に左肩と左足首に機体番号「210」も記載されている)。

新開発の大容量バッテリーパック「パワーエクステンダー」を搭載したことで、活動時間が大幅に延長されている。また、エネルギー変換効率の向上に伴ってPS装甲への供給電力も増加し、更なる防御力の向上を果たしている。加えて、副次効果として装甲起動色も赤主体に変化しており、「ルージュ(フランス語で赤)」の名称の由来となった。後にザフトが開発する「セカンドステージシリーズ」のVPS装甲は、この装甲を雛型として開発された装甲である。また、操縦に不慣れなカガリをサポートするため、ヘリオポリスにて開発が進められていたナチュラル用OSの技術が試験的に追加導入されており、制御系にはオーブが独自開発した操縦支援AIシステム(この支援AIの技術には、ジャンク屋組合が所有している疑似人格コンピュータのデータが使用されている)を搭載し更なる追従反射性能を得ており、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』において改良されたエールストライカーを装備した際には大気圏を飛行可能とする。 『機動戦士ガンダムSEED』では、オーブが地球連合軍の侵攻を受けた時期、まだパーツ自体が完成した状態であり、オーブ降伏の折、クサナギによりパーツを宇宙に運び出され、約1ヶ月の組立作業を経て完成した。アニメ版での初陣は最終決戦時であったが小説版ではその前にアストレイ部隊やジャスティスとともに試験飛行や模擬戦を行う場面が描かれた。

当初の装着ストライカーは「強そうだから」というカガリの希望によりI.W.S.P.が選ばれたが、エースパイロットでも制御が困難な程複雑化した火器管制システムは、初心者パイロットの彼女には操縦支援AIシステムを付けても到底扱い切れるものではなく、OSによる補助を付けてもままならなかったため、結局はエールストライカー装備での投入が決定された(劇中では一貫してエール装備であり、ソード・ランチャーパック装着状態は見られない)。ちなみに『Gジェネレーション』シリーズの解説によれば、このエールストライカーのパーツを再入手する必要が生じたため、実戦投入が遅れたという記述がされている。

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では、引き続きカガリの乗機として登場。なお、本編第1クールのオープニングではI.W.S.P.を装備した姿で登場しているが、劇中は一貫してエールストライカーを装備していた。

ザフト軍艦隊に捕捉され窮地に陥ったエターナルの援護のため、インパルスとの戦いでフリーダムを失ったキラが、カガリから借り受けて使用した。その際、機体OSはキラの手によってかつて自分が搭乗したストライクと同設定に調整され、PS装甲色はオリジナルのストライクと同じトリコロールカラーに変化している(PS装甲でないシールド(黒系、X105は赤系)や頭部ツインアイ(グリーン、X105は黄色)の色はそのまま)。大気圏離脱時は専用ブースターユニット「ストライクブースター」(小説版設定では、急遽シャトル用のユニットを調整したもの)を装着し宇宙に打ち上げられた。

戦闘では敵部隊のザクウォーリアグフイグナイテッド数機を戦闘不能とするも、数と性能で上回る相手の猛攻の前に劣勢を強いられる。最後はエターナルを庇う形でシールドごと左腕を破壊され、更に四肢を破壊され、エターナルに強制着艦。キラが艦内に搭載された新型機ストライクフリーダムに乗り換えると同時にその役目を終える。その後の所在は不明。

これを考慮してか、DSソフト『スーパーロボット大戦K』ではカガリが乗ると通常のピンクのカラーリングだが、他の『機動戦士ガンダムSEED』系パイロットが乗った時は機体色がX105同様のトリコロールカラーに変わる(シールド、ツインアイ等もX105仕様になる)。

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ストライクE 編集

機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』、『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 Δ ASTRAY』、『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER PHANTOM PAIN REPORT』、『機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS』に登場。 テンプレート:機動兵器 ストライク再生機から蓄積された実働データを基に、ストライクを強化発展した機体。機体名及び型式番号末尾の「E」は「強化型」を意味する(Enhanced、エンハンスド)の頭文字。

頭部冷却システムの配置が見直され、マスク部中央のダクトスリット2本が両側2本ずつに変更。他にも両肩部サブスラスターの追加による機動性強化や、各部材のエネルギー消費効率改善による稼働時間の延長が計られている。更にOS、インターフェイス、無線通信システム等も改良・ブラッシュアップが繰り返され、また特殊部隊としての出撃前の綿密なセッティングと合わさり、高い操縦性を併せ持つ。

PS装甲の起動色は改修前とほぼ同配色だが、パワーエクステンダー搭載による副次効果によって、装着ストライカーパックに応じて色が変化するヴァリアブルフェイズシフト装甲(VPS装甲)となっている。

なおストライクEは、スウェン機の他にもトライアル機として複数機が製造され、同時に新規開発された専用ストライカーパックや、従来型ストライカーパックを改修したトライアル用ストライカーパックなど、複数のオプションもいくつか開発されている。一説には、本機はファントムペインの次期主力機開発のテストベッドとして開発されていたとされるが、真相は定かではない。

武装 編集

M2M5 トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器
ダガーL以降の連合系MSに標準装備される両側頭部の対空防御機関砲。口径はイーゲルシュテルンの6分の1径だが、弾芯や炸薬の改良により威力の低下は2分の1に抑えられている。また、小口径化に伴う機関部の省スペース化によって装弾数も増加している。
M8F-SB1 ビームライフルショーティー
アーマーシュナイダーに代わり両腰に装備された射撃武装。接近戦での取り回しと連射性能を重視し、銃身を拳銃サイズまで切り詰めている。これによるビーム収束率の低下のため、有効射程は15%程低下しているが、実際の運用では特に支障は生じていない。
EQS1358 アンカーランチャー
両掌や両爪先、踵裏に内蔵されるワイヤーアンカー。特殊な高分子物質で構成されたワイヤーはMSクラスの質量を懸架可能なほどの強度を持ち、自機の固定や牽引、敵機の捕獲や直接打撃など、さまざまな用途に使用される。この装備の内装スペースを確保するため、両手足は最も大きな設計変更が加えられている。
57mm高エネルギービームライフル
改修前と同一の装備。火器の大半が実体弾ゆえ、PS装甲への有効性が薄いI.W.S.P.と同時使用される場合が多い。
175mmグレネードランチャー装備57mm高エネルギービームライフル
デュエルの主武装と同型のグレネードランチャー内蔵型ビームライフル。連合製のビーム兵器としては最も古い型の1つだが、その高い信頼性から愛用するパイロットは多い。『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』第2話にて、スウェン機がキルギスプラント防衛任務の際に2挺を携行して出撃するシーンが確認出来る。
その他の連合系MSの武装も、基本的にそのまま使用可能である。

ストライクノワール 編集

ストライク再生機を、スウェン・カル・バヤン中尉が実際搭乗して収集した実戦データに基づいて改修したもの。つまり新造機ではないが、パワーエクステンダーの改良でPS装甲が黒化したため「ノワール」(フランス語で「黒」の意)と呼ばれる。I.W.S.P.を改良合理化し、またそれ自体をもPS装甲で覆うことでシールドを不用にした専用ストライカー「ノワールストライカー」が用意されているが、装備しなくても機体色や「ストライクノワール」という名前は変わらないと、プラモデル「1/144 HG ストライクノワールガンダム」発売の時点では設定されていた[3]

その後、外伝作品『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 Δ ASTRAY』のストーリー展開での「ストライクE+I.W.S.P.」の登場に伴い設定が次第に変遷、ストライクEに特殊戦用ストライカーパック「ノワールストライカー」を装備した機体ということになった。ただ、5機種のGATシリーズ再製造機が各1機ずつしか製造されていない[4]のに、バヤン機以外のGAT-105Eが複数存在する理由ははっきり説明されていない(地球軍は、5機の中でも特にGAT-105Eの汎用性に着目していたとされる[5])。

本来ノワールストライカーはI.W.S.Pから発展し対艦刀二振と大威力のレールガンを二門ずつ併せ持った汎用型の装備だが、基本的にはファントムペインの主戦術である集団戦に合わせてブルデュエルヴェルデバスターとの連携を前提に作成されており、ストライクEと併せて、どちらかというと本来の用途である近接戦闘に主眼が置かれて特化している。なお、従来と異なりストライカー自体にもPS装甲が施されたため、専用の盾は装備していない。ただし現状でこのパックの使用が確認されているのはスウェン機のみ。設定上はフルフェイズシフト仕様・フェイズシフト無しそれぞれの仕様で複数機のバックパックが生産された模様テンプレート:要出典だが、エクステンデッドパイロットの登用にて人材を賄う方向に進んだファントムペインでは、当装備もフルフェイズシフト仕様の大半はエクステンデッド搭乗機に回され、ナチュラル搭乗機でストライカーパックのフルフェイズシフト仕様が確認されているのはスウェン機のみである。スウェン機は一時期フェイズシフト無しの物も装備していた模様[6]。尚スウェン機は、ノワールストライカーの完成がやや遅れた為、短期間のみI.W.S.P.装備で運用されている。

ブレイク・ザ・ワールド事件後キルギスプラントを襲撃したザフト軍の殲滅任務を受け、ブルデュエル、ヴェルデバスターとともに現場に急行、これを鎮圧した。

また、西ユーラシア地方にてハンニバル級陸上戦艦ボナパルトの防衛任務を務めた後、高度な自律型AIユニットを有するD.S.S.D製の宇宙探査用MS、GSX-401FW スターゲイザー奪取任務を命じられトロヤステーションを襲撃した。ヴェルデバスターと共に圧倒的戦闘力で保安部のシビリアンアストレイを多数撃墜、そして自ら出撃したスターゲイザーと相見える。激戦の末相手に組み付かれ、そのままヴォワチュール・リュミエールの超加速で太陽方面へ飛ばされた。その際、強烈な加速度によるダメージで機体は大きく損壊、最後は地球圏帰還のため、残存エネルギーをスターゲイザーに与え、そのまま放棄された。

ルカス・オドネル専用機 編集

『機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS』に登場。元ザフト軍脱走兵で現フジヤマ社預かりの連合軍MSパイロットルカス・オドネルが搭乗する機体。I.W.S.P.の他、各種アナザートライアルストライカーを任務に応じて換装する。四肢制御の分散処理プログラムをルカスが改良したことで通常のストライクEに比べ機体性能が向上している。I.W.S.P.やアナザーストライカーを駆使し、ザフトと交戦。第4軍決起直前の交戦で左腕を破損。ルカスがライゴウガンダムに乗り換えたため、その後の行方は不明。

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ゲイルストライク 編集

テンプレート:機動兵器

機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY』に登場。「ライブラリアン」がストライクを独自改修・再設計した機体。型式番号冒頭の「LG」は「ライブラリアン・ゲイル」の略で、「ゲイル」は英語で「疾風」を意味する。

搭乗しているパイロットのND-HEは、叢雲劾の戦闘能力を付加されたカーボンヒューマンである為、設計はそれに合わせた近接格闘に重点を置いており、各関節の駆動部分に新技術を導入することで徹底した運動性の強化を行っている。また、この改修により、オリジナルに比べ全高と重量が増している。両肩にエールストライカーの推力偏向ブースターを移植しており、全方位への急激な加減速・旋回機動を可能とする。腰部にはウイングソーが新たに装備され、それに伴いアーマーシュナイダーは両前腕へと内蔵箇所が変化している。

なお、ライブラリアン製の強化型の機体は全機がストライカーシステムに対応しており[7]、機種間での装備の交換、混在が容易な設計となっている。

武装 編集

ウイングソー
両腰に装備された2振りの大剣。アーマーシュナイダーと同じ振動剣の一種であり、切断対象ごとに振動周波数を調節することで常に安定した切れ味を発揮する。ただし、データに無い未知の素材に対しては切断力が低下する弱点を持つ。腰部マウント時は姿勢制御用の安定翼として機能し、機体の運動性を更に向上させる。
シールドストライカー
本機が標準装備する高機動型ストライカー。エールストライカー上段のブースター2基と中央のバッテリーパックを流用している。また、格闘時の取り回しと背面の防御力強化の目的から、ユニット上部にシールドを設置している。

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ライゴウガンダム 編集

機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS』に登場。機体名の「ライゴウ」は漢字表記で「雷轟」と書く。また、東アジアガンダムの別名でも呼ばれる。機体デザインは大河原邦男テンプレート:機動兵器

東アジア共和国の軍事企業フジヤマ社がストライクEをベースに、ルカス・オドネルによる運用データを元にして開発したMS。マスクに横1本のスリットを持つ。

既存のストライカーは全て使用可能であり、更にエール、ランチャー、ソードを三種の神器になぞらえて、それぞれ発展させた3種のアナザーストライカー翼鏡(スペキュラム)」「勾玉(サムブリット)」「聖剣(キャリバーン)」を換装使用する。装甲材質も引き続きVPS装甲を採用しており、ストライクEと同様に装備換装により装甲色が変化する。

アーマーシュナイダーはスモールシールドに収納されている為、ストライカーパック未装備の状態では格闘用装備がない。

アジア圏のジャングル地帯の基地において、ルカス・オドネルと傭兵部隊「サーペントテール」のリーダー、叢雲劾をテストパイロットとして試験運用が行われていたが、整備ドックに侵入したPMC(民間軍事会社)所属の戦闘用コーディネイター、スーによってスペキュラムストライカー装備状態で強奪され、その直後に第四軍を結成したルカスに引き渡される。他のストライカーパック等の専用装備もルカスによって持ち出される。その後劾搭乗のアストレイブルーフレームサードとの戦闘において左腕とコクピットを破壊され、回収された。

コズミック・イラ世界においては、「ガンダム」という名称は「機体名に冠される名称」ではなく「OSなどのシステムの頭字語(アクロニム)」とされている[8]が、この「ライゴウガンダム」のみは 機動戦士ガンダムSEED MSV開発系譜(地球連合/オーブ編)においても、他の「ガンダムタイプ」の機体と違い、機体名に「ガンダム」の名称が冠されている。

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脚注 編集

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  1. SEED DESTINY MSV Vol.6 GAT-SO2R NダガーN 森田繁氏 解説より。尚、これ以前のSEED MSV Vol.15 GAT-01A1ダガー 解説では「戦闘ナイフ・アーマーシュナイダー」だった。
  2. 『月刊ホビージャパン』2006年11月号より。
  3. バンダイ「1/144 HG ストライクノワールガンダム」付属解説書による。ノワールストライカーについての解説文で、取り付ける前の機体も「ストライクノワール」と記されている。
  4. バンダイ「1/100 MG ストライクガンダム+I.W.S.P.」付属解説書の記述による。
  5. バンダイ「1/100 MG ストライクE+I.W.S.P」付属解説書の記述による。
  6. 『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 Δ ASTRAY』時点での装備。デルタアストレイの実体剣に切断されている。
  7. アストレイ ミラージュフレームは対応していない。
  8. 『電撃ホビーマガジン』2003年7月号32ページより。

関連項目 編集

es:GAT-X105 Strike

id:GAT-X105 Strike Gundam ko:스트라이크 건담 th:สไตรค์กันดั้ม zh:GAT-X105 突擊高達

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