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ドップは、アニメ機動戦士ガンダム』『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』などに登場する架空の兵器ジオン公国軍大気圏内用戦闘機である(型式番号:DFA-03)。


ドップ 編集

当初地上侵攻作戦を予定していなかったジオン公国軍が急造した戦闘機。その後地上作戦が膠着化していくにつれ、国力の乏しいジオンの主力戦闘機として活躍していくようになる。中央にミサイル発射口を持つ6連装機関砲(画面ではガトリング砲的に描写されることもある)を備えた武装ポッドを、2枚の垂直尾翼の付け根に左右一基ずつ装備する。また、『機動戦士ガンダム MS IGLOO 2 重力戦線』第1話では、赤外線誘導地対空ミサイルを回避するため、フレアを射出している。

スペースコロニー国家であるジオンの技術者たちは、大気圏内航空機に関するノウハウも試験飛行を行う場所もなく、コンピューターシミュレーションによって本機を開発したとされる(みのり書房刊『ガンダムセンチュリー』によると、机上計算のみの設計な為、試験飛行では試作1~4号機までことごとく墜落したと記述されている)。確認されている最高速度はマッハ5(TV版22話、オスカの報告)。空力特性がきわめて悪い機体を大推力のエンジンと多数の姿勢制御バーニアで強引に飛翔させているため、運動性は高いものの航続距離は短く、運用には母艦となるガウのサポートが欠かせない。ミノフスキー粒子散布環境下の有視界戦闘を前提に設計されており、操縦席が機体から上方に大きく突出し、視界が広く取られている。

空力特性を無視して、飛行を揚力にほぼ頼らない機体であるが利点はあり、ガンダムに主翼を斬られたガルマ・ザビ機は、このお陰で墜落を免れている。機体色は緑。ガルマ専用機は茶色。

本編での活躍 編集

  • ホワイトベースが地上に降りてから頻繁に登場している。編隊を組んでホワイトベースを攻撃した他、モビルスーツと共同作戦をとることもあった。ガルマ・ザビも専用ドップに乗り、自ら部隊を率いてガンダムと渡り合っている。基本的にヤラレ役であり、劇中では撃墜されるシーンがほとんどである。第25話では、前日の戦闘で戦死したマッシュの仇を討たんとする黒い三連星とドップ部隊が行動を共にし、マ・クベ軍本陣からホワイトベースまで長距離を移動。ガンダムとホワイトベースを攻撃した。
  • 『機動戦士ガンダム第08MS小隊』では、第4話、第6話、第7話に、ジオン公国軍試作モビルアーマー「アプサラス」の護衛として登場。常に2機編隊だった。第4話ではドップにノリス・パッカード大佐が搭乗し、08小隊と交戦した。僚機が陸戦型ガンダムに撃墜され、ノリス機も損傷して撤退した。第6話で登場した1機は、74式ホバートラックの20㎜ガトリングガンで撃墜された。第7話では再びノリスが搭乗し、アプサラスII捜索に従事。ジェット・コア・ブースターを空戦の末に撃墜するが、僚機も撃墜されている。
  • 『機動戦士ガンダム MS IGLOO 2 重力戦線』では、現実のジェット戦闘機を参考にしたよりリアルな航空機描写を付加して描かれている。1機が地対空ミサイルを回避しきれず、撃墜された。
  • 漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、「ガルマ編」にてキム伍長のガンタンクにミサイルを直撃させて撃破した。
  • 漫画『機動戦士ガンダム0079』では、通常機の他、翼を大型化した機体がジャブロー攻略戦において気化爆弾を使用。擬装林を焼き払い宇宙船ドックのメインベイハッチを露出させ、ガウ爆撃の先導役も果たした。
  • 小説版『機動戦士ガンダム』では、ガルマ率いるガウ搭載の宇宙戦闘機として登場。装備しているリム対艦ミサイルによってペガサスを襲撃したが、迎撃で多数が撃墜され、母艦(ガウ)3隻を撃沈されて撤退している。

模型化 編集

メインでガンダムと交戦した敵メカでガンプラブーム時に唯一プラモデル化されなかった。当時、森永製菓製の食玩「機動戦士ガンダム ミルクキャラメル」で商品化され、スケールは1/144(この食玩はアイテム毎にスケールが異なり、1/144と設定されたのはドップのみ)。

その後十数年経過して、超合金の「可動戦士ザク」に完成品モデルが付属した後に、EXモデルの第1弾として正式なプラモがリリースされた。

バリエーション 編集

ドップII
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』で、ファーストガンダム登場の主要MSが出渕裕によってリデザイン(後に改修機という設定に変更)されたが、同様にサブメカニックをリデザインし模型作例として紹介する企画が月刊『ホビージャパン』にて連載された。「ドップII(ドップツヴァイ)」もその一つであり、従来のドップ(ドップI)をおもに空力性能面で大幅に改良したものである。ノーズコーンが長く伸びている。後に書籍『MS ERA 0001〜0080 ガンダム戦場写真集』にも多数登場した。
リトル・ドップ 

グフ#グフ複合試験型」も参照

MSV-R』に登場する、グフ複合試験型に内蔵された機体。ジオン版コア・ファイターとして作られたのではないかと推測されている。

関連項目 編集

en:Dopp Fighter
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