サンライズ Wiki
Advertisement

ボチューン (Botune) は、アニメ『聖戦士ダンバイン』に登場する架空の兵器オーラバトラーの一種。

機体解説[]

テンプレート:機動兵器

ダンバインの設計思想を参考にボゾンをベースとしてラウ/ナの両国が共同開発した主力量産型オーラ・バトラー。対オーラ・マシン戦を想定し空気抵抗を考慮した機体形状は細身でシャープなラインを持ち、機動性や運動性、特に空戦能力に特化した設計となっている(ただし、速度性能そのものは高くなく、クの国で同時期に開発されたオーラ・ボム タンギーにも劣っている)。また、ダンバイン、ボゾンの流れを汲む機体ではあるが、随所に開発陣の独創性が見て取れるのも特徴で、固定式の頭部や膝の逆関節構造、頭部の後ろに水平に設置された鞘など、既存の機種とは一線を画す差異が多い。なお、反ドレイク陣営のオーラ・バトラーとしては初めてオーラ係数の数値が1を超えていることから、「オーラ増幅器」も搭載していると思われる。

武装はオーラ・ソード1本、両大腿部に連装オーラ・バルカンを各1基ずつ内蔵する。また、微弱ではあるが搭乗者のオーラ力をソードに蓄積させ威力を増加させる機能を初めて実装している。

ドレイク軍のオーラ・バトラー開発の系譜は「重武装型」と「高機動型」とに派生したが、本機は反ドレイク陣営における高機動型の一つの完成形となった。加えて、コモンでも容易に扱える必要オーラ力の低さと、それに反して限界オーラ力は18という高さ(ライネックと並び、ビルバインに次ぐ数値)により、乗り手を選ばない汎用性も獲得しており、量産を前提とした主力機としては及第点となっている。 しかし一方では、ドレイク軍のオーラ・バトラーに比べ搭載火器が乏しいなどの問題点も挙げられることから、本機のポテンシャルを最大限に発揮するには「限界オーラ力の高い搭乗者が高機動性を活かし近接戦闘を行う」といった限られた運用方法が求められるため、そういう意味では乗り手によって左右される機体でもあった。

ワインレッド色に塗装された1号機は、ラウの国王フォイゾン・ゴウが並々ならぬ期待をよせるゼラーナ隊に供与され、マーベル・フローズンが搭乗し、彼女がダンバインに乗り換えてからはキーン・キッスが搭乗した。ゼラーナ撃沈後にはニー・ギブンらがオリーブ色の一般量産機に搭乗し最終決戦に臨んでいる。フォイゾン専用機はネイビーブルーで、他の指揮官機も同様の色に塗装されており、劇中でも複数機が確認されている。他にナの国の女王シーラ・ラパーナ直属の近衛騎士団が使用する白色の機体があり、「ナの白き護り」または「白い女王の戦鬼たち」と呼ばれている(劇中では第31話で、シーラの居城ウロポロス城を訪れたショウ・ザマとマーベルの出迎え機として登場しているが、その後は確認されていない)。


備考[]

プレイステーション用ゲームソフト『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』では、本機の発展型であるナの国の親衛隊用オーラ・バトラー「ボテューン」や、その装甲を強化した「重装甲ボテューン」が登場している。

制作スタッフの間では、頭部の形状からメカカッツェ(アニメック誌掲載の出渕裕のイラストコラムより。元ネタはアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」の敵幹部ベルク・カッツェである)の渾名で呼ばれていた。

関連項目[]

  • オーラマシン一覧

ko:보츈

Advertisement