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コズミック・イラの艦船及びその他の兵器 > 地球連合軍の艦船及びその他の兵器

地球連合軍の艦船及びその他の兵器では、『機動戦士ガンダムSEED』を初めとする「C.E.(コズミック・イラ)」作品に登場する架空の艦艇やその他の兵器の内、地球連合軍陣営の兵器について解説する。

宇宙艦艇 編集

アークエンジェル級 編集

詳細はアークエンジェル (ガンダムシリーズ)を参照

アガメムノン級 編集

テンプレート:機動兵器

地球連合軍宇宙母艦であり、地球連合軍が保有する艦艇のなかで最大級のサイズを誇る。名称が判明するまでは「300m級宇宙戦艦」と呼ばれていた。

地球連合軍艦艇として初めてリニアカタパルトを搭載した艦であり、大量のMAを搭載し、両舷には艦載機射出用カタパルトを備えている。なお、艦載機の着艦はカタパルト後方のハッチから行われる。艦首両舷の主砲「ゴットフリートMk.71」をはじめ、艦体に設置された大型ミサイル発射管と対空機関砲による艦砲射撃が行え、ザフト艦艇に見劣りしない性能を持つ。大西洋連邦軍所属艦の青色が一般的だが、ユーラシア連邦軍所属艦には茶色の艦艇もある。

主力艦載機にMSが採用される以前は、メビウスが主力として搭載されており、戦闘においてザフト軍のMSに圧倒され、敗北を余儀なくされていた。

『SEED DESTINY』では、ネルソン級宇宙戦艦、ドレイク級宇宙護衛艦と同様に艦体に改修を受け、艦首にMS発進用カタパルトが備え付けられた改修型「アガメムノン級宇宙母艦MS搭載型」が実戦配備されている。

艦名のアガメムノンは、ギリシア神話トロイア戦争に登場する古代ギリシアの将軍「アガメムノン」に由来する。

同型艦
ルーズベルト
地球連合軍に所属する宇宙空母。血のバレンタイン事件を起こした核ミサイルを搭載したメビウスの母艦として運用されていた。
メネラオス
MS開発計画の推進者、ハルバートンが座乗する艦。第八艦隊の旗艦であり、数多くのMAを搭載しMA母艦ともいえる。
地球へ降下するアークエンジェルを援護するため、追跡してきたクルーゼ隊と交戦した。ガモフと激しい砲撃戦を大気圏の摩擦熱に焼かれつつ展開し、ガモフを撃沈するものの、メネラオスも多数被弾し大破する。そのまま大気圏の摩擦熱で焼かれ、撃沈された。
ワシントン
地球連合軍に所属する宇宙空母であり、連合軍のプラント攻略艦隊総旗艦。
第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦において、ジェネシスの第1射によって随行していた僚艦、出撃したピースメーカー隊もろとも消滅した。
ドゥーリットル
地球連合軍の核攻撃部隊「ピースメーカー隊」に所属する宇宙空母。艦長はウィリアム・サザーランドが務める。
第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦において、総旗艦ワシントンがジェネシスの第1射によって撃沈された後、ピースメーカー隊の指揮権を引き継いだ。その後の激戦の最中、デュエルのグレネードランチャーによる攻撃を艦橋に受け、撃沈された。
ネタニヤフ
地球連合軍に所属する宇宙空母であり、核攻撃部隊である通称「クルセイダーズ」旗艦。アガメムノン級を改修した「アガメムノン級宇宙母艦MS搭載型」の一隻である。
地球連合軍によるプラント本国への核攻撃を行った際、ニュートロンスタンピーダーにより搭載中の核が起爆させられ、MS部隊共々消滅した。
オルテュギア
ユーラシア連邦軍に所属する宇宙空母であり、特務部隊Xの母艦。ユーラシア連邦軍特務部隊Xのハイペリオンの母艦であり、ハイペリオンがドレッドノートとの戦闘で大破した後にユーラシア連邦を離脱した。
その後、改修が行われ、ドレイク級に搭載されたものと同型の大型陽電子リフレクター発生装置を艦首に搭載した「オルテュギア改」として、カナード・パルスをリーダーとした傭兵部隊に運用された。
マッカーサー
ユニウス条約締結の際に地球連合側の代表者が乗船した。
オダ・ノブナガ
地球連合軍の核攻撃部隊「ピースメーカー隊」に所属する宇宙空母。
第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦において、ミハイル・コースト率いるジンハイマニューバ隊の攻撃により撃沈された。


ガーティ・ルー級 編集

テンプレート:機動兵器

C.E.73年時の艦艇の中ではかなりの高速艦であり、最大の特長は艦体を完璧に覆うミラージュコロイドを装備していることである。これにより、察知される事無く目標へ接近する事が可能となっている。ただし、このミラージュコロイド装備は、ユニウス条約に違反している。

武装は、主砲として225cm2連装高エネルギー収束火線砲「ゴットフリートMk71」6基、艦体後部の「垂直ミサイル発射管」38基に対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」16基である。カタパルトは前部左右2基。オプション装備である艦体両舷に取り付けられた巨大な推進剤予備タンクは、熱紋レーダー反応を避けるため、低温ガスの噴出によって推進する潜航装置である。

武装や双胴の艦体形状等類似点が多い事からアークエンジェル級の改良艦と思われる。しかし「ローエングリン」のような強大な威力を持つ陽電子砲は装備されておらず、また大気圏内での運用は想定されていない点が同級と異なる。

同型艦
ガーティ・ルー
地球連合軍ファントムペインに所属する宇宙戦艦。ネオ・ロアノーク隊の母艦であり、艦長はイアン・リーが務める。
L4宙域のコロニーアーモリーワンを襲撃する。この際に、ミラージュコロイドを展開してアーモリーワン宙域に侵入し、哨戒中のハーシェル、フーリエを撃沈した。この時点で、ザフト軍のライブラリーに登録されていない正体不明艦であったため、ミネルバの艦長タリア・グラディスによりコードネームとして「ボギーワン」と呼ばれた。ザフト軍の最新鋭MSであるカオスアビスガイアの3機を奪取した後、ネオ・ロアノークの指示でL4宙域から離脱した。ガーティ・ルーを追撃して来たミネルバと激しい戦闘を繰り広げながら、基地へと帰投を果たした。
レクイエム攻防戦において、ロード・ジブリールがガーティ・ルーに搭乗し、ダイダロス基地からの脱出を図るが、レジェンドの突撃ビーム機動砲による攻撃を受け、撃沈された。
ナナバルク
機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZERに登場。地球連合軍ファントムペインに所属する宇宙戦艦で、艦長はホアキン中佐。D.S.S.Dの宇宙ステーション接収任務に参加したが、レーザー発振ステーション・アポロンAからのレーザー照射によって破壊された。
地球連合特務情報局所属艦(艦名不明)
機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAYに登場。情報操作によって世界を裏からコントロールする「一族」が運用していたが、潜入していたマティアスによって自爆シークエンスが発動され、自沈した。


ドレイク級 編集

テンプレート:機動兵器

もっとも数多く配備されている地球連合軍の護衛艦、小回りの利く130メートルという全長だが、MSの機動性の高さにはついてゆくことができない。エンジン部に推進剤タンクが外付けされてむき出しの状態になっているという弱点があり、何度も攻撃を受けているが、いざと言う時は切り離すことが可能。

MA母艦としても運用が可能(ただし、艦体外部にドッキングする形で運用される。運用可能数は4機)であり、ヤキン・ドゥーエ戦役後期はMS母艦としても運用された。

『SEED DESTINY』では、アガメムノン級宇宙母艦やネルソン級宇宙戦艦と同様に艦体に改修を受け、両舷ミサイルランチャー間にMS発進用リニアカタパルトを増設し、ハッチも若干大型化するなどMS運用能力を高めた改修艦「ドレイク級宇宙護衛艦MS搭載型」が建造された。MSは寝そべった状態で射出されるが、ハッチのサイズからストライカーパックを装着したMSは使用出来ない。また、艦首に陽電子リフレクターを装備した拠点防衛用の改修艦も建造されている。

艦名のドレイクは、イギリス海軍の提督「フランシス・ドレーク」に由来する。

同型艦
バーナード
『機動戦士ガンダムSEED』に登場地球連合軍第8機動艦隊に所属する宇宙護衛艦であり、ヘリオポリス崩壊を逃れたアークエンジェルの護衛及び補給のために、デュエイン・ハルバートンが派遣した先遣隊の一隻。艦名のバーナードは、第二次世界大戦におけるイギリス陸軍大将「バーナード・モントゴメリー」に由来する。アークエンジェルとの合流前にクルーゼ隊と戦闘になり、イージスの攻撃を受け、撃沈された。
ロー
『機動戦士ガンダムSEED』地球連合軍第8機動艦隊に所属する宇宙護衛艦であり、ヘリオポリス崩壊を逃れたアークエンジェルの護衛及び補給のために、デュエイン・ハルバートンが派遣した先遣隊の一隻。艦名のローは、第二次世界大戦におけるイギリス陸軍大将「バーナード・モントゴメリー(バーナード・ロー・モントゴメリー)」に由来する。アークエンジェルとの合流前にクルーゼ隊と戦闘になり、船体をイージスのスキュラで貫かれた後、ミサイル攻撃を受け、撃沈された。
セレウコス
『機動戦士ガンダムSEED』地球連合軍第8機動艦隊に所属する宇宙護衛艦。低軌道会戦において、イージスの攻撃を受け、武装を全て破壊され戦闘不能となる。その後、カサンドロスと共に戦域から離脱中に、クルーゼ隊の艦砲で撃たれ撃沈された。
アンティゴノス
『機動戦士ガンダムSEED』地球連合軍第8機動艦隊に所属する宇宙護衛艦。低軌道会戦において、バスターの攻撃を受け、撃沈された。
ベルグラーノ
『機動戦士ガンダムSEED』地球連合軍第8機動艦隊に所属する宇宙護衛艦。低軌道会戦において、クルーゼ隊の攻撃を受け、撃沈された。
コーネル艦(艦名不明)
『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』に登場。地球連合軍に所属する宇宙護衛艦であり、艦長はコーネルが務める。ブルーコスモスに取り入るため、かつての部下ジャン・キャリーを拘束すべくジャンを庇うロウ・ギュール達と交戦する。レッドフレームの攻撃を受け、150mガーベラストレートに串刺しにされたが、撃沈は免れ撤退した。


ネルソン級 編集

テンプレート:機動兵器

地球連合軍の主力戦艦。全長250mの艦体規模と強力な武装を持つが、現代のMS戦には旧式さは否めない。本来は「メビウス」を主力とするMA母艦であったが、MS「ストライクダガー」の開発に伴い、急遽MAの搭載区画を改良する事によりMSの搭載が可能になった。以後は、MS、MAの後方支援が主な任務となり、MSが出撃する際には、艦橋に対して垂直に向いた形で射出される。

『DESTINY』では、アガメムノン級宇宙母艦やドレイク級宇宙護衛艦と同じく艦体に改修を受け、両舷にMS発進用リニアカタパルトが備え付けられた改修型「ネルソン級宇宙戦艦MS搭載型」が実戦配備されMS搭載能力が加わった事でバランスの取れた艦船となっている。

搭載機は主に、 ストライクダガーとメビウス。

艦名のネルソンは、イギリス海軍の提督「ホレーショ・ネルソン」に由来する。

同型艦
モントゴメリィ
地球連合軍第8機動艦隊に所属する宇宙戦艦であり、艦長はコープマンが務める。艦名のモントゴメリィは、第二次世界大戦におけるイギリス陸軍大将「バーナード・モントゴメリー」に由来する。ヘリオポリス崩壊を逃れたアークエンジェルの護衛と補給のためにデュエイン・ハルバートン提督が派遣した先遣隊の旗艦であり、大西洋連邦外務次官ジョージ・アルスターが同乗していた。合流直前にクルーゼ隊の強襲により先発隊は全滅し、モントゴメリィもヴェサリウスの攻撃を受け、撃沈される。
カサンドロス
地球連合軍第8機動艦隊に所属する宇宙戦艦。低軌道会戦において、ブリッツの攻撃により艦橋を破壊され、戦闘不能となる。その後、ドレイク級セレウコスと共に戦域から離脱中に、クルーゼ隊の艦砲で撃たれ撃沈された。小説版ではドレイク級となっている。
プトレマイオス
地球連合軍第8機動艦隊に所属する宇宙戦艦。低軌道会戦において、デュエルの攻撃を受け、撃沈される。


コーネリアス級 編集

スタージョン級巨大スペースシャトルによって地上から運ばれた物資を引き継ぎ、各宇宙戦艦へと搬入する役割を持つ連合軍輸送艦。カラーはイエロー。アークエンジェル級と同時期に建造された艦であるためデザインに共通性があり、天地の縛りがない宇宙において双方が上下逆でもドッキングしやすいよう格納庫前面がスラントした形状で対応し、横から見て「▽△」のような噛み合わせとなってMS等の大型の物資を速やかに運びこむ事が可能となっている。ヘリオポリス崩壊時点で相当数が就役しており、ジャンク屋組合など民間団体への払い下げも行われている。

同型艦
ライアン
民間へ払い下げられた同級の1隻。ロウ・ギュール一党が購入し、リ・ホームと改名する。

マルセイユ三世級 編集

コーネリアス級より旧世代の補給艦。円筒を上下に少し押しつぶした様な艦体が特徴。補給艦の他、病院船として運用されている。既に民間への払い下げが行われて久しいのか、ジャンク屋組合や宇宙海賊の母艦として使われていおり、そのためなのか『SEED』第1話にてヘリオポリスにG兵器パイロット候補生と護衛のパイロットと搭乗MAを運び込む際、民間船に偽装している。

同型艦
ホーム
『SEED ASTRAY』開始時点でのロウ・ギュール一党の母艦。


スタージョン級 編集

「PHASE-41 ゆれる世界」などに登場し、アズラエル達を移送した巨大なスペースシャトル。地球で載せた人員や物資などを宇宙で待機するコーネリアス級へ届けるまでの役割を担っているもの。

本編では一般的な白・黒のカラーリングだったが、山根公利のイラストエッセイ『Seek! Seed Ships #12』ではグレー塗色で描かれていた。なお、「SEED MSV 『Vol.16 ヴェルヌ35A/MPFM 多目的飛行モジュール』」に描かれている耐熱カプセルと良く似ているが、全くの別物である。

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水上艦艇 編集

スペングラー級 編集

テンプレート:機動兵器

旧式の強襲揚陸艦にMS運用能力を付加した改修艦。艦体中央の艦橋を挟んでV字型にアングルド・デッキを2面、航空機用カタパルト2基とヘリポート、甲板前部と艦体両舷部にMS発進ハッチを備える。

同型艦
パウエル
C.E.71年6月15日のオーブ解放作戦において、地球連合軍の旗艦を務めた。オブザーバーとしてブルーコスモス盟主ムルタ・アズラエルが同乗し、後期GAT-Xシリーズとして開発されたカラミティフォビドゥンレイダーの3機を運用試験を兼ね、戦闘に投入した。艦長はダーレス
J.P.ジョーンズ
『SEED DESTINY』に登場。洋上におけるファントムペインの専用母艦。艦籍番号:CV133R
MS発進ゲートにコンベアが増設され、艦内にエクステンデッド専用のメンテナンス設備を設置している。艦名は大陸海軍の提督「ジョン・ポール・ジョーンズ」に由来する。


ダニロフ級 編集

テンプレート:機動兵器

地球連合海軍において、スペングラー級MS搭載型強襲揚陸艦の対空直衛を主任務とする水上戦闘艦。英語版ウィキペディアでは単装砲装備タイプをデモイン級、連装ビーム砲装備タイプをアーカンソー級と分類している。

側面は長船首楼型で、後部のVLSは露天状態の第2甲板に設置されている。艦首甲板は相応のステルス性を備えたタートルバックである艦首前端の傾斜やシアーはそれほどきつくなく、また、アンカーは2基とも艦首両側面のオーソドックスな位置に設置されている。

ガスタービン+電気推進の統合動力であり、ガスタービンの排吸気口(ガスタービン艦の煙突は吸気口と排気口の複合構造になっている。実際排煙はほとんど無い)2本は、艦橋後方に左右並列で設置され、殆ど甲板に埋まり込むような形になっている。化石燃料が枯渇して久しいC.E.において、何をタービン燃料にしているかについての言及はない。

艦橋構造物前面両脇及び側面には、多角形のフェーズドアレイレーダーが幾つも設置されている。また、水上レーダーやイルミネータのシグネチャも軒並み艦橋壁面に平たくパッケージされてしまっており、回転可動式の電子戦用モジュールはほぼみられない。ただし、主砲及び短SAM兼用の射撃管制装置(FCS)は艦橋天蓋上に外付けされている(VLSの誘導弾と違い、主砲は目標に向けて旋回俯仰しなくてはならないため)。

オーブ海軍イージス艦と総合的な能は大差無いとされる。ユーラシア連邦東アジア共和国の各海軍でも多数が輸入、もしくはライセンス建造され就役している。

劇中では、地球連合軍の水上戦闘艦として、各地で多くの戦闘に参加。ミサイルの集中攻撃や対空戦闘で戦果を上げる一方、以下に記述するように受けた損害も大きい。

  • アラスカの戦闘でゾノにはフェノンメーザー砲に艦橋を破壊される。
  • オーブ解放作戦におけるアークエンジェルとの交戦では、アークエンジェルのゴッドフリートにより撃沈される。
  • ミネルバとの交戦では、タンホイザーにより数隻が一度に蒸発し、撃沈される。
  • ソードインパルスに一度に4隻のダニロフ級が切り裂かれ撃沈される。
兵装
VLS垂直発射装置。
対艦対地巡航ミサイルSAMアスロックVLAを発射可能となっている。
ウォンバット艦対空誘導弾
ダニロフ級イージス艦の主力兵器であり、艦隊防空に使用する。
アスロックVLA
20世紀に米国で開発されて以来、改良発達が続けられてきた対潜ロケット。
対艦ミサイル発射筒
SSM専用の発射装置。装填可能な弾種が多いVLSと違いスレッジハマーSSM専用。艦体に、5連装と3連装のSSMが装備されている。
250ミリ単装速射砲(10インチ単装砲)
20世紀半ばに姿を消した重巡洋艦ないし巡洋戦艦の主砲に匹敵する大口径の速射砲。かつて大口径砲といえば、射程と投弾重量を望む代わりに発射速度を犠牲にしていた(大きな砲熕兵器は装填装置の性能や砲身内筒の疲労により発射速度が制限される)ものだが、技術の進歩により本砲は毎分66発[1]という高い発射速度を実現している。 対空、対水上、対地共に精密な射撃が可能。目標の捕捉、追尾、給弾、発砲まで全てを艦橋ないしCICからコンピュータ制御で行う完全自動砲で、シールドの形状が異なるものの、オーブ海軍イージス艦の砲も機構はほぼ同一と思われる(設定上両艦はほぼ同性能とされており、主砲口径も全く同じである)。また、ヤキン・ドゥーエ戦役開戦後に就役した艦は、250ミリ単装速射砲に代えて連装艦対空ビームシステムを搭載し、対MS防空能力の向上を図っている。
連装艦対空ビームシステム
フェイズシフト装甲トランスフェイズ装甲等の実用化により、ザフト軍において、実体弾が無効なMSが出現する事が予想され、新たに主砲とCIWSの機能を兼ねるビーム砲が装備された。スペングラー級強襲揚陸艦も同じものを装備している。
25ミリ機関砲(CIWS
艦体に2基が装備されているCIWS(艦載近接防御兵器)。オーブ海軍の水上戦闘艦の装備している25ミリ機関砲と同一である。
艦載機
対潜ヘリ2機を搭載。
同型艦
  • イエルマーク
  • オレーグ
  • ヤロスラフ
  • リューリク
  • ロロ


キングズビル 編集

テンプレート:機動兵器

ガンダムSEED MSV』に登場。ダニロフ級イージス艦の就役以前に主力として活躍した駆逐艦[2]。旧世紀のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦(フライトIIA)の発展型と思われ[3]、C.E.では既に廃艦寸前の老朽艦である[4]。 このような博物館行きの代物が急遽前線に再就役せざるを得なくなったのは、ニュートロンジャマーによって原子力推進艦が使用不能となったためである[4]。ダニロフ級と同様、化石燃料が枯渇したC.E.において、何をタービン燃料にしているかについての言及はない。

C.E.70年4月10日の珊瑚海戦において、アストリア、カナジアン、カンバーランド、キングズビル、ブラッドフォードの5隻は、珊瑚海で地球連合海軍第21ASW(対潜水艦戦)艦隊の一翼を担うが、マルコ・モラシム率いる水中用MS部隊によって全艦撃沈される。

同型艦
  • アストリア
  • カナジアン
  • カンバーランド
  • ブラッドフォード


陸上戦艦 編集

ハンニバル級 編集

テンプレート:機動兵器

機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場。ザフトのレセップス級の対抗艦として建造された大型地上戦艦。

スケイルモーター駆動のレセップス級と違いオーソドックスな装軌式を採用しているため、砂地以外の土壌でも移動が可能。艦内搭載のみならず、艦外にも多数のMSを露天係留させることが可能で、中央のドームにはデストロイ専用の格納スペースを有する。

同型艦
ボナパルト
第81独立機動群ファントムペイン所属艦。配備はユーラシア方面。艦名はフランスの軍人にして皇帝「ナポレオン・ボナパルト」に由来する。
『SEED C.E.73 STARGAZER』では、デストロイの輸送中にザフト軍MS部隊の攻撃を受けるも、スウェン達特殊戦MS小隊の迎撃により壊滅に成功、ロアノーク隊との合流に成功する。
『SEED DESTINY』では、反地球連合感情の根強いユーラシア西部地域に対する、デストロイを軸にした攻撃作戦にデストロイやロアノーク隊の母艦として投入される。

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航空機 編集

スカイグラスパー 編集

詳細はスカイグラスパーを参照

スピアヘッド編集

型式番号:F-7D。コクピット前方にカナード翼を持つクロースカップルドデルタ方式を採用した、双発のVTOL戦闘機ジェットストライカー装備のダガーシリーズウィンダム、航空可変MSレイダーが登場するまで連合空海軍の主力を担った。

重力下では大幅に行動が制限されるMSに対しては数少ない有効な兵器であり、ザフトの空戦用MSディンに対しても火力、旋回性では譲るものの、速度、航続距離では上回る。スカイグラスパーの開発母体となった機体でもあり、機首形状に類似点を持つ。

『SEED MSV』では、C.E.70年8月、南米上空で、エドワード・ハレルソンが、搭乗するスピアヘッドの翼でディンを切り裂いたことから、「切り裂きエド」の異名を持つようになった。エドはこの時、複座機であるF-7Dを独りで操縦している。

連合攻撃ヘリ 編集

攻撃ヘリコプター。機体下部に2基の大型ローターを持つホバークラフト回転翼機であり、コクピットはタンデム複座となっている。武装は、2基の8連装ミサイルポッドと20mmバルカン砲を装備する。主に拠点防衛用に配備され、上空から地上への爆撃を得意としている。

パナマ攻略戦において、パナマ基地マスドライバー施設「ボルタ・パナマ」の防衛任務に着いた。

SEED DESTINY』では、連合軍洋上艦隊の直衛任務や、ベルリンでの戦闘において、ボナパルトと共に侵攻戦を行った。

なお、この名称は『月刊HobbyJapan』連載「山根公利イラストエッセイ FROM THE G FIELD #7」による。

VTOL輸送機 編集

ザフト軍の大型輸送機ヴァルファウと同じく垂直離着陸可能な大型輸送機。ヴァルファウと同じくMSを直立したまま輸送が可能だが。ハッチは機体後部にある。

『SEED』本編作中では、ムルタ・アズラエルがブーステッドマンと共に連合が奪還したビクトリア基地に赴く際に搭乗している。

中型輸送機 編集

上記の輸送機より一回り小さい輸送機で、垂直離着陸能力は有さないが、MSを高速で輸送可能。オーブ開放作戦においてMSによる空挺部隊の母機として登場。

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車両 編集

自走リニア榴弾砲 編集

連合軍、オーブ連合首長国国防軍が制式採用している自走砲。8輪型の装輪装甲車の車体に、リニアガン射撃管制装置、その俯仰装置を直付けしている。旋回する構造ではなく走行中の射撃はできないが、リニアガンによる榴弾の射出は高初速と広範囲の射程距離を有する。

拠点防衛のための迎撃兵器として大量に配備されており、施設警備用は青紫色、野戦用は濃緑色に塗装されている。

ニュートロンジャマーによって射撃管制装置がほぼ無力化されており、MSに対しては自走砲としての効果が薄くなっている。

ブルドッグ 編集

連合軍、オーブ軍が採用している軍用車両。対MS用ミサイルポッド2基を装備しており赤外線センサーにより高い命中率を誇る。車体前部のバンパー下には車体固定用のジャッキが2本付属している。

リニアガン・タンク 編集

テンプレート:機動兵器

連合陸軍、オーブ陸軍が制式採用している主力戦車。ボギー方式で無限軌道を2×2本備えており、起伏の大きな地表への追従性が高い。砲塔の幅はシャーシの幅を超えており、傾斜平面で構成された非常に大きなもので、遠目には大口径の自走砲に見える[5]。搭乗員は3名になっている。

主武装の電磁リニアガン最大発射速度1発/秒の大口径電磁砲であり、APFSDSHEATフジヤマ社製熱紋追尾対戦車ミサイルが使用可能になっている。その他欺瞞装備として、撹乱チャフ、フレアデコイを射出する4連装マルチロケットディスペンサーを装備する。

配備先ごとにカラーリングは異なっており、地球連合軍はデザートカラーとブラウンの2種類、オーブ軍は濃緑色の車体になっている。MS登場以前は地球連合軍の主力兵器であり、戦場の主役がMSに移行した後も火力を活かした後方支援を行った。

劇中での活躍
アラスカ基地攻略戦パナマ攻略戦オーブ解放作戦ではMSと連携し、攻撃した。
第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦後は旧式化し戦力として劣っている感が否めなかったが、物量に任せた固定砲台としてミサイルや侵攻してくるMSへの弾幕を張り戦闘に参加した。
SEED MSV』では、エル・アラメイン会戦において、ユーラシア連邦所属のモーガン・シュバリエ率いるリニアガン・タンクの大戦車部隊が、彼の大胆な作戦行動の元にザフト軍のザウート部隊と互角以上に渡り合った。
SEED C.E.73 STARGAZER』では、水没した南アメリカ合衆国旧ブラジル地区フォルタレザ市街に突如現れたジン タイプ インサージェントと交戦し、相打ちになりながらも撃破した。


パワーローダー 編集

物資搬入などに使われるフォークリフト。装輪式ではなく装脚式なのが特徴で、MSの始祖的存在。『機動戦士ガンダムSEED』第1話でヘリオポリスにいた連合軍が使用していた。

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戦略兵器 編集

サイクロプス 編集

地球連合軍が開発したマイクロ波発生装置で、戦略兵器として使用されている。

元々は、月面のエンデュミオン・クレーターのレアメタル採掘用の器材として設置され、レアメタルの混ざった氷を融解させるための装置であったが、グリマルディ戦線において、ザフト軍の攻撃を受け敗色が濃厚となった地球連合軍が、採掘施設をザフト軍の手に渡る前にサイクロプスを暴走させ破壊した。これによってサイクロプスが戦略兵器としての有用性がある事を突き止めた地球連合軍は、サイクロプスを基地の自爆装置として設置するようになった。

サイクロプスの装置自体は、マイクロ波発生用装置である多数の大型パラボナアンテナを敷き詰めたもので、「サイクロプス」(一つ目の巨人)という名前はこのパラボナアンテナを巨大な瞳に見立てたものである。

起動させるまでの過程は、まずシステムの有効範囲へと引き込む為に、囮部隊(切り捨てるのを前提としており、当然囮にされた者達はサイクロプスの存在など知らない)を展開し、敵部隊の多くが有効範囲内に入り込んだ事を確認した後、サイクロプスの設置場所から大きく離れた地点からデジタル暗号化された音波による機動信号が送られる事で、初めてサイクロプスが起動させられる。

サイクロプス自体の原理は非常に単純であり、電子レンジなどに使われているマイクロ波を放射し、更にはマイクロ波の強度を増加させ、周囲一帯にマイクロ波加熱を生じさせるというものである。ナチュラル・コーディネイターを問わず、人間を始めとする生物の身体の殆どは、60%前後が水分で構成されている為、起動されたサイクロプスの有効範囲内にいる生物は、体内にある水分が急激に加熱・沸騰させられ、更に水蒸気が全身の皮膚を突き破って爆発し、最終的には破裂死に至らしめられる事となる。加熱する水が無いとしても、ある程度は加熱され大気中水蒸気の輻射熱も発生する為、搭載している燃料や弾薬が加熱されれば(もし水分が混入していればさらに激しく加熱される)誘爆を起こし、MS等の様な兵器を破壊する事も可能。更に機器そのものや設置された設備、構造物等に対しても、それ自体への効果は低いものの、加熱された輻射熱によって確実に破壊する事が可能である。最終的には発振地中心から爆発が生じ、周囲一帯を焼き尽くしてしまう[6]

サイクロプスのマイクロ波によって焼き尽くされた対象地点は、一見不毛の地に見えてしまうものの、放射能による汚染は無く、環境へのダメージもゼロではないが、最小限に留められる。また、マイクロ波は電波の一種である為、本来ならばニュートロンジャマーによって妨害を受けてしまうが、皮肉な事にもニュートロンジャマーによるマイクロ波の妨害機能は、サイクロプスの効果を狭い範囲で限定的に使用する事が可能になり、最終的にサイクロプスは、ニュートロンジャマーの効果によって、逆に使いやすい戦術兵器へと発展する事となってしまったのである。

劇中ではザフト軍の作戦であるオペレーション・スピットブレイクにおいて、地球連合軍はアラスカの地下にあるJOSH-Aに設置されていたサイクロプスを発動させ、ザフト軍地上部隊の大半をアラスカ基地防衛任務についていた友軍ごと撃破した。その場にある兵器・建物の全ては破壊され、アラスカ基地は壊滅した。

ニーベルング 編集

ヘブンズベースに搭載されている対空掃討砲。その正体は巨大な広角レーザー発生装置である。砲口は上部に固定されており、その表面は雪山に偽装されていた。ヘブンズベース攻防戦で使用され、ザフトの降下部隊を壊滅に追いやった。ザフト・反ロゴス同盟軍によってヘブンズベースが制圧された後にどうなったのかは不明。

レクイエム 編集

軌道間全方位戦略砲と呼ばれる地球連合軍の戦略兵器システムで、月面ダイダロス基地に設置された巨大ビーム砲と、月の周辺に配置された複数の廃棄コロニーから成る。廃棄コロニーの内側全面には、フォビドゥンが装備していたビーム偏向装置「ゲシュマイディッヒ・パンツァー」が設置されており、砲塔から発射されたビームはこの廃棄コロニーの内部を通過するとその軌道を変え、目標の対象物をレーザーカッターのように切断することができる。ビーム砲の出力は極めて高く、目標にもたらされる被害はザフトの戦略兵器「ジェネシス」にも劣らないとアスラン・ザラは言っている。ただし、月面に埋め込まれる形で設置されているビーム砲自体の射角は極めて狭く、第一次中継点の廃棄コロニーに不備が生じれば、事実上、目標への照準合わせが不可能になってしまう。

なおレクイエムとは、カトリック教会で行われる死者のためのミサ、及びそれに用いるミサ曲(葬送曲)の意。各中継コロニーには作曲家の名前がつけられており、それぞれ「フォーレ」「ヴェルディ」「チェルニー」「マルタン」「グノー」と呼ばれている。このうち、劇中に名前が登場したのは「フォーレ」「チェルニー」「グノー」の三つだけであるが、この5人は全員レクイエムの作曲で有名な音楽家である。

劇中では、レクイエム攻防戦において、第一射はプラントの首都であるアプリリウス・ワンを狙ったが、最終中継点の廃棄コロニーがジュール隊との交戦の影響で射角がずれ、首都への直撃は免れたものの、ヤヌアリウス・ワンからヤヌリアウス・フォーの4基が直撃を受け全壊、さらにその残骸がディセンベル・セブンとディセンベル・エイトの2基を崩壊させるという壊滅的な被害を与えた。

第二射を阻止するため、ミネルバがダイダロス基地に奇襲をかけ、シンデスティニールナマリアブラストインパルスの攻撃によってレクイエム本体のコントロール・ルームを破壊し基地を制圧した。

ダイダロス基地を奪取したザフト軍はレクイエムを接収し、プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルの命令で修復される。その際、陽電子リフレクターが設置されている。そして地球連合軍の月面アルザッヘル基地に向けレクイエムを発射し、大西洋連邦大統領ジョゼフ・コープランドを地球連合軍共々消し去った。

デュランダルがレクイエムを自らの切り札の一つとしたことは、イザーク・ジュールディアッカ・エルスマンのデュランダルに対する不信感を決定的なものとしてしまい、両者がザフトに反旗を翻すきっかけとなった。

レクイエムは、デュランダルの唱えるデスティニープランに反対し攻撃を仕掛けてきたオーブに照準が合わされたが、アスランネオ(ムウ)にレクイエム本体を破壊され、オーブへの攻撃は回避された。

脚注 編集

  1. 設定書より。
  2. キングズビル級以外にも地球連合海軍には「駆逐艦」が存在し、少数ながら『DESTINY』に登場する。
  3. SEED MSV戦記劇中の図版で、本艦はアーレイバーク級のプラモデルを若干改造することでデザイン、制作がされている。
  4. 4.0 4.1 SEED MSV戦記の本文記述による。
  5. 設定書に「自走砲に見えますが戦車として扱って下さい」というメモがある。
  6. 月刊ホビージャパン』で掲載されたフォトストーリー「SEED MSV戦記」では、ガンマ線バーストのようにマイクロ波がバーストを起こしたと説明されている

関連項目 編集

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