Fandom


機甲界ガリアン
ジャンル ロボットアニメ
アニメ
原作 高橋良輔
監督 高橋良輔
脚本 鳥海尽三五武冬史吉川惣司
キャラクターデザイン 塩山紀生
メカニックデザイン 大河原邦男出渕裕
音楽 冬木透
アニメーション制作 サンライズ
製作 サンライズ
放送局 日本テレビ
放送期間 1984年10月5日 - 1985年3月29日
話数 全25話
テンプレート使用方法 ノート

機甲界ガリアン』(きこうかいガリアン)は、1984年(昭和59年)10月5日から1985年(昭和60年)3月29日まで日本テレビ系で毎週金曜日17:30 - 18:00の枠にて全25話が放送された、サンライズ(当時の社名は日本サンライズ)製作のロボットアニメ

概要編集

一見すると中世騎士物語風のファンタジーだが、実はSFでもあるという、凝った構造の物語である。1年間(全50話)の予定で製作が始められたが、メインスポンサーであったタカラのプラモデルがあまり売れず、それに伴って放送期間が半年に短縮された。そのため前半のストーリーがじっくり展開するのに対し、最後の5話は怒涛の急展開を見せる。ただし塩山紀生は「半年間の放送なら」と全話の作画監督を務めたことを語っており、当初から半年間の放送予定であった可能性もうかがえる。なお、当時は『装甲騎兵ボトムズ』や『蒼き流星SPTレイズナー』のように、放送期間が変動する可能性を考えて最初から複数の結末を用意しておくことは珍しくなかった。

因みに『レイズナー』のLDのブックレットに掲載されたインタビューによると、後半は高度文明連合を舞台の中心にして物語が展開し、ウーズベンももっと活躍する予定だったという。

テンプレート:ネタバレ

ストーリー編集

三千年の歴史を誇るイラスタント太陽系、第五惑星アーストのボーダー王国は、折しも嫡子誕生に沸いていた。しかし、征服王マーダルの人馬兵の軍勢が突如侵攻してくる。圧倒的な戦力差の前に城はたちまち陥落、ボーダー王も戦死する。忠臣アズベスと共に辛くも城を脱出した王妃フェリアだが、追っ手に捕らえられ、残された王子ジョルディはアズベスの孫「ジョジョ」としてひそかに育てられる。アズベスとジョジョは惑星アーストの伝説に残る鉄巨人を捜し求める放浪の旅を続け、12年後に反マーダル勢力が立てこもる白い谷に辿りついた。マーダル軍の攻撃の中、少女チュルルに導かれたジョジョは古の鉄巨人「ガリアン」を発見し、征服王マーダルとの戦いをはじめるのだった。

登場人物編集

ジョジョ(ジョルディ・ボーダー)
声優 - 菊池英博
ボーダー城陥落の日にボーダー王の嫡子として生まれた少年。12歳。アズベスの孫「ジョジョ」として育ち、白い谷でチュルルの導きによりガリアンと邂逅する。後に自分が亡国の王子である事を知り、マーダルとの戦いを決意する。
なお、菊池はジョジョのキャラクターのまま次回予告のナレーションも担当している。
チュルル
声優 - 渕崎ゆり子
白い谷の指導者ダルタスの10歳の娘。元気な性格で、ジョジョに思いを寄せる。自分が見つけた白い谷の秘密の場所へジョジョを案内し、鉄巨人との出会いを導いた。愛称は「チュチュ」。
アズベス
声優 - 小林修
ボーダー王の忠臣。64歳。マーダル軍の追跡から逃れるため、王とフェリアから託された王子ジョルディを自分の孫として育てる。厳格で統率力のある重厚な人物。剣豪としても知られ、大剣を背負っている(EDの大地に突き刺さる大剣は、彼の物である)。物語の中盤で己の運命を知り、単身マーダル誅殺のため勇猛に斬り込んでいくが、果たせずに散る。本作のナレーションは小林によって「我が王子は…」とアズベスの立場から語られたが、そのスタイルはアズベスの死後も継続された。
レッド・ウインドゥ
声優 - 千葉繁
17歳の盗賊。無重力の谷でジョジョたちに出会う。身のこなしが軽く、鞭の使い手でもある。お調子者でギャグメーカーだが、ベタ惚れしたヒルムカへの態度は一貫して誠実だった。後にガリアン自走改の操縦を行うようになる。なお、演じている声優が装甲騎兵ボトムズのバニラと同じ千葉繁の為か、表情や動きはバニラそっくりである。
ヒルムカ
声優 - 平野文
推定年齢18歳の謎の女。白い谷の人々にとっては素性が知れない流れ者だが、突然チュルルを連れ去り、ガリアンを駆るジョジョを無重力の谷へと誘う。実はクレセント銀河にある惑星ランプレートのパトロール隊中尉。任務は、自文明の他文明への介入の阻止。ヒルムカはマーダルのアースト征服を阻止するため、アースト人であるジョジョたちに協力したのだが、彼女には監視権限しか与えられておらず、査問会から過剰干渉であるとみなされて一時は裁判にかけられる。だが同僚のウーズベンが彼女の撮った写真を査問会に提出して訴えかけたため、ようやく理解される。
ダルタス
声優 - 筈見純
マーダルに反抗する「白い谷」の指導者。チュルルの父親。
ローナ
声優 - 横尾まり
ダルタスの妻にして、チュルルの母。お転婆なチュルルを常に心配している。
ドン・スラーゼン
声優 - 兼本新吾
反マーダルを掲げる地方豪族の一人。アズベスの知己。機甲猟兵スカーツを操る。かつてはマーダルに仕えていた。普段はニタニタしていてあまり信頼できない雰囲気を持っているが、戦場では豪放磊落で状況判断に優れた指揮官である。マーダルの正体に薄々感づき、後にその確証(異星人の宇宙船の残骸での会話)を得た事から離反、白い谷の危機に配下の赤い機甲兵部隊を引き連れて彼らに加勢する。自らが掴んだ情報を白い谷の面々に伝え、そのままジョジョに仕えて共に戦う事になる。
スミオン
声優 - 佐藤正治
ドン・スラーゼンを「伯爵」と呼び、付き従うスラーゼン卿の家臣。機甲猟兵スカーツに同乗、コ・パイロットして主君を補佐する。 
ジルムセン・ランベル
声優 - 屋良有作
ローダン配下。マーダル軍随一の勇者。青い機甲猟兵ザウエルを駆る。他人の命令よりも己の信念に基づいて行動する寡黙な男。ジョジョとの一騎打ちに敗れて捕虜になるが、その誠実さに心打たれたのか、後にジョジョたちと共に戦う。
マーダル
声優 - 加藤精三
アーストに突如として現れた征服王。口髭、顎鬚、スキンヘッドが印象的な偉丈夫。征服王の名に恥じないカリスマ性を見せ付ける。自らに従わない白い谷に集結した面々に何度となく軍を差し向ける。もともとはヒルムカと同じ惑星ランプレートの出身で、クレセント銀河で反乱を起こしたが、敗れて惑星アーストへ逃れてきた。
アースト第一次文明人が地中に埋めた機甲兵を掘り出して、アーストのボーダー王国を人馬兵などのロボット兵器を用いて瞬く間に滅ぼした後、アースト全土を制圧して工業を興す。僅か十数年間でアースト人へ八世紀分の科学力を叩き込むべく教育を施し、最終的には跳空間転移基を復活させて軍勢とともに空間転移を行って、故郷のクレセント大銀河の再生を目指している。
実はマーダルは、与えられた平和のために「惰眠」をむさぼって無気力になったランプレートなどのクレセント銀河諸星を武力によって乱し、その結果ランプレート人が覚醒することを期待していた。彼らが自らその争いを克服することによって真の平和が訪れるのでなければ意味がないという思想を持ち、「生命」の本質は「闘争」であると言い放って、戦を悪と糾弾するジョジョに「お前を強く、逞しく育てたのは悪の力なのだ」と断言している。ランプレート到着後はランプレートを機甲兵で破壊して回るように部下に命じ、無気力なまま何世代も過ごしてきたランプレート人が恐怖と憎しみで覚醒することを狙った。明確で崇高な目的を持って行動する聡明さで「本作の真の主人公」と言う評価を持つ。
ハイ・シャルタット
声優 - 速水奨
マーダルの親衛隊隊長。白銀のウィンガル・ジー、青いアゾルバ・ジーに搭乗。マーダルへの忠義一途の男で、彼の命令ならいかなるものであろうと実行する。しかし自尊心が異常に高く短慮なところもあり、それ故に視野狭窄して暴走し、ガリアンを幾度も取り逃がす。また、12才のジョジョ相手に「ガリアンは私の物になったのだ」と勝ち誇るなど、少々、精神的に子供じみた所も見られた。
ローダン
声優 - 阪脩
マーダルの腹心。マーダル軍最強の軍団、別名、ローダン軍を率いる将軍。彼とマーダルとの間には同志とも言える深い繋がりがあり、単に上司と部下の関係ではない。実はランプレート人であり、後に思想の違いからマーダルに反乱を企てるが、失敗し死亡する。
プロッツ
声優 - 石森達幸
ローダン同様、マーダルの同志であったランプレート人。マーダル軍技術者を統べる筆頭であり、鉄の塔を駆動する恒星間航行用機関を発掘すべく、無重力の谷を管理していた。
ザバ将軍
声優 - 玄田哲章
最初にガリアンと戦ったマーダル軍の将軍。粗野な男で白い谷を「三日で陥としてみせる」と豪語したが、ジョジョに討ち取られる。乗機はウィンガル(指揮官用のジータイプなのかは不明)。
ウーズベン
声優 - 井上和彦
ヒルムカの同僚。任務と彼女への愛情の狭間で身動きがとれなくなってしまうが、何とか両者の折り合いをつけられるような形でできる限りの努力を払っている。
フェリア・ボーダー
声優 - 泉晶子
ジョジョの母親でボーダー王の王妃。23歳。落城の日にマーダルに捕らえられ、コールドスリープさせられてしまい、レリーフのように壁に飾られている。彼女を取り戻すことがジョジョの目的の一つでもある。
ボーダー王
声優 - 寺田誠
ボーダー王国の若き国王。息子をジョルディと名付けた直後、マーダル軍に王都を奇襲され戦死する。
評議会議員
声優 - 銀河万丈

登場メカニック編集

機甲兵
機甲兵を参照。マーダル軍製で模造品の重歩哨機シールズもここに含む。
鉄の城
ボーダー城の跡に建設されたマーダルの居城。別名マーダル城。文字通り鋼鉄で出来ており、内部は中世レベルのアースト文明からかけ離れた、ランプレート文明の粋が凝らされている。
浴槽
クラインの壺を彷彿させる、ガラス瓶状のマーダル専用巨大入浴装置。浴槽内部は液体で満たされており、マーダルは酸素マスクを着用して全裸で入水し、中空に浮かびながら瞑想を行う。これが単なる浴槽なのか、生命維持装置もしくは細胞活性装置なのかは不明。マーダルは定期的に入浴をするらしく、城内のみならず、彼専用の巨大車両にも搭載されていた。
巨大車両
履帯で移動するマーダル軍の巨大な輸送車両。機甲兵を搭載/整備する移動基地にもなる。劇中では二種類が確認出来、十数両が隊を成して進撃する様は圧巻だった。シールズ同様、古代文明の遺産ではなく、古代(もしくはマーダルらランプレートからの知識による)技術を基にマーダル軍オリジナルで製造された物と思われる。劇中では「戦車」とも呼称されるが、車体自体に固定武装は備えていない。塗装は真っ黒でマーダル専用車両には蛇の紋章が描かれている。
攻城塔
マーダル軍のザバ将軍が白い谷攻撃に用いた自走式の巨大攻城塔。巨大車両のバリエーションの一つだが、全長は短く、全高が高い。前面に破壊槌を連打するピストンハンマーを多数備える。車体上方内部には複数の投石機もあり、焼夷弾を投擲して白い谷に焔の雨を降らせた。
哨戒艇
マーダル城前面の大河を警備する小艇。単装ビーム砲塔を艇首に持つ。
ハルバード銃
マーダル兵の標準装備。斧槍状の長柄武器にコード接続型のビームガンが組み合わさっている。出力的には対人レベル程度で機甲兵には通用しないが、銃器が存在しないアーストでは脅威の武器。勿論、斬り払いや突きも可能で、ロロップル隊による槍突撃(チャージアタック)も侮れない。
ジェットパック
ガス圧により無重力の谷を進むのに使用する個人移動装備。マーダル兵はこれを背負い、手元のコントロールレバーで方向とガス噴射量を調整して空を泳ぐ。ヒルムカの使用する移動装備はこれと異なり、重力か慣性を制御して進むタイプで、マーダル軍に比較しても遙かに高度な文明の産物である。
瞬光弾砲
ヒルムカの指揮により、劇中後半に白い谷から多数発掘された古代兵器が整備された物。多連装型とガトリング砲型の二種がある。それまで機甲兵に対して巨大弩や投石機で対抗していた白い谷側は、これでようやく機甲兵とまともに戦える武器を手にしたと言える。
光る船(パトロール艇)
ヒルムカが操る円盤形の宇宙艇。反重力型らしくノズルの類は見当たらず、搭乗にはトラクタービームを用いる。カムフラージュ用の電飾によって光り輝き、アーストの住人に目撃されてもシルエットを掴まれない様にしている。機甲兵を破壊可能なビーム砲を装備。高度文明連合製でパトロール隊に同型機が多数配備されている。恒星間航行も可能。
パトロール隊母艦
そろばん玉を上下に二つ繋げた形の大型宇宙母艦。パトロール艇を多数搭載。単なるマザーシップではなく、艦内でヒルムカの査問会が開かれるなど、組織としてパトロール隊の重大な機構も内部に存在する模様である。デザイン的には『宇宙空母ギャラクティカ』に登場するサイロン母艦に酷似している。

用語編集

白い谷
反マーダルを掲げる谷。族長ダルタスを中心に旧ボーダー王国ゆかりの者共が集っている。谷前面には石造の堅固な城塞が築かれ、陥落させる事は容易ではない。その地中には瞬光弾砲他、古代文明の遺産が多数埋まっており、谷の奥底にはガリアンを安置していた整備場があった。劇中ではマーダル軍の攻勢を数度に渡って退けるが、遂に第19話で「無重力の谷」に蹂躙されて崩壊する。
ロロップル
頭部に水牛状の角が生えた二足歩行動物。アーストでは一般的な家畜で地球の馬に相当するが、鳥類が進化した物らしく嘴がある。マーダル軍、白い谷側を問わず騎兵が用いており、劇中ではマーダル自身も騎乗。見事な手綱さばきでアズベスの追撃から逃れていた。
瞬光弾【マグネシウムアロー】
この物語世界の大威力兵器で、命中すると一瞬遅れて閃光を発して爆発し、周囲を破壊する。モノコットだけでなく、アゾルバの水機銃やスカーツの鉄鷲機(バックインバネス)にも搭載。前述のように白い谷側には車輪の付いたいわゆる牽引砲タイプの瞬光弾砲が発掘され、劇中後半にかなりの数が実戦配備されている。大気を取り込んで高温高圧のプラズマにしたものを重力コーティングして弾体とし、それを電磁誘導で発射するとの設定(雑誌『デュアルマガジン』の解説より)で、反動が少なく、通常時は弾体重量や弾体ホルダーが必要で無いという利点があり、命中すると重力コーティング崩壊時の周囲への破壊力と、解放されたプラズマの爆発力で多大な被害を与える。直接射撃のみのビームと違い、重力の影響を受けるので曲射も可能である。
全天周囲モニター
この機能が搭載されているのはガリアンのみである。モニター映像には黒いハニカム模様の枠がかかって見える演出がされており、完全な疑似映像ではないため、かえって非常に凝った印象を与えた。
鉄の都
征服王マーダルの首都。旧ボーダー王国の王都だった。
トラクタービーム
重力制御の応用で物体を吸引、もしくは浮上させる牽引光線。パトロール艇の搭乗装置の他、マーダル側も「鉄の塔」に投光器風の装置があり、最終回、マーダル自身がランプレートに残留する際にも使われた。
無重力の谷
プラッツが管理するマーダル軍の要地。アースト上空で四散したマーダルらの宇宙船(機関部)が落下した土地の一つ。機関部に搭載されていた重力制御装置により、谷一つが丸々無重力状態になっている。草木が藻のように生え、空中には恐竜的な、巨大古代生物の化石や骨が散乱している。後にマーダルは重力制御装置その物を浮上移動させ、無重力を武器に「白い谷」を破壊した。跳空間転移基の動力源でもある。
発掘場
マーダル軍の要地。機甲兵の生産工場と思われていたが、地下には機甲兵他、古代アースト文明の遺産が眠り、マーダル軍の手によって発掘再生されていた。古代ア-スト文明が造り出した跳空間転移基が埋まっており、後にマーダルは重力制御装置を用いて発掘場を崩壊させ、強制的に転移基を発掘。マーダル城隣の「鉄の塔」(制御装置)と合体させた。
跳空間転移基(超空間転移機とも)
表記はDVD-BOX解説書より。超光速航法ないしワープ航法を実現する装置。アースト人は、通称「鉄の塔」と呼ぶ。もともとは、惑星アーストの第一次文明人が全ての兵器とともに争いのもととならぬように地下に埋めたもの。かってアーストの第一次文明人は、これを使用することにより「ハイジャンプ」時代を迎えて宇宙に進出することが出来、争いのない理想郷であるクレセント銀河(アーストのあるイラスタント太陽系と混同され、劇中初期はイラスタント銀河とも呼称されている)文明を築いた。作中ではマーダルが発掘。動力源(重力制御装置)及び制御装置(鉄の塔)と接続後、惑星アーストから惑星ランプレートへ向けて、「鉄の都」の地面ごと軍勢を空間転移させるのに使用した。
高度文明連合
クレセント大銀河に存在する惑星連合。主星は中央惑星オムガ。彼らは前述のように古代アースト人達の末裔で、戦いを忌避する余りに住民を統括する超管理社会を作ってしまい、社会的活力を失って停滞。マーダル曰く「生きていても、死んでいるのも同じ」と揶揄されている。
イレーザー
クレセント銀河高度文明連合の持つ自己破壊装置。形状は、円錐、立方体、正20面体など幾何学的な立体を呈する多数の物体の集合体である。アースト人の移住によって築かれたクレセント銀河文明に太古より伝わる大いなる力とされる。惑星ランプレートにおいて、機甲界の住人(アースト人)との戦闘行為及び自身の兵による破壊行為で、ランプレート人を憎悪の感情に覚醒させようとする反逆者マーダルの意図に気づいた惑星オムガの中央評議会は、この装置を発動させた。しかし実は評議会ですらその正体は知らない。ひとたび発動が決定されれば、その活動は目標の周囲1.6パーセク(5.216光年)までを重力波動によって原子に還元するまで止まることはない。これは兵器ではなく、憎悪や恐怖、暴力といった負の感情で心を汚されないように、「外科手術」的にそのような部分を取り除くための装置であり、高度文明連合の存在意義を維持するための自己破壊装置であった。超空間を通過した後、10パーセク(32.6光年)を8時間という光速を超える驚異的なスピードでランプレートに迫り、ランプレート周辺1.6パーセクの物体を消滅させた。

テンプレート:ネタバレ終了

スタッフ編集

主題歌編集

オープニング・テーマ
サウンドトラックに収録されているテレビバージョンSE(効果音)入りのオープニングでは、実際のオープニングのものよりSEの入りのタイミングが早い。
エンディング・テーマ
日本語詞なのは一番の半ば過ぎまで(アニメ本編で流されるのは一番のみ)。二番以降は完全英語詞。

※オリジナルである英語歌詞バージョンは、サウンドトラック(Vol.2)に収録されている。

放送リスト編集

放送日は、日本テレビでのもの。

放送日 話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
1984/10/5 1 伝説の始まり 鳥海尽三 谷田部勝義 中村旭良
塩山紀生
1984/10/12 2 ガリアンの目覚め 五武冬史 知吹愛弓 二宮常雄
塩山紀生
1984/10/12 3 白い谷の闘い 吉川惣司 康村正一 谷口守泰
塩山紀生
1984/10/26 4 チュルルを追って 鳥海尽三 津田義三 中村旭良
塩山紀生
1984/11/2 5 無重力の谷 五武冬史 加瀬充子 八幡正
塩山紀生
1984/11/9 6 地底に眠る秘密 吉川惣司 谷田部勝義 谷口守泰
塩山紀生
1984/11/16 7 ローダン軍接近 康村正一 池田成 貴志夫美子
吉田徹
塩山紀生
1984/11/23 8 マーダルの告発 五武冬史 知吹愛弓 二宮常雄
塩山紀生
1984/11/23 9 裁かれるヒルムカ 吉川惣司 津田義三 中村旭良
塩山紀生
1984/12/7 10 火を吹く重装改 鳥海尽三 加瀬充子 八幡正
塩山紀生
1984/12/15 11 騎士と勇者 五武冬史 谷田部勝義 貴志夫美子
吉田徹
塩山紀生
1984/12/22 12 マーダルの正体 吉川惣司 池田成 中村旭良
塩山紀生
1984/12/29 13 ジョジョの悩み 知吹愛弓 谷口守泰
塩山紀生
1985/1/11 14 ああ、ものいわぬ母 鳥海尽三 津田義三 八幡正
塩山紀生
1985/1/18 15 鉄の城脱出 加瀬充子 貴志夫美子
吉田徹
塩山紀生
1985/1/25 16 マーダル出陣 五武冬史 谷田部勝義 中村旭良
塩山紀生
1985/2/1 17 運命の対決 池田成 二宮常雄
塩山紀生
1985/2/8 18 アズベスの最期 知吹愛弓 八幡正
塩山紀生
1985/2/15 19 白い谷崩壊 吉川惣司 加瀬充子 谷口守泰
塩山紀生
1985/2/22 20 そびえたつ野望 谷田部勝義 中村旭良
塩山紀生
1985/3/1 21 動乱の都 鳥海尽三 池田成 八幡正
塩山紀生
1985/3/8 22 フェリア再生 知吹愛弓 谷口守泰
塩山紀生
1985/3/15 23 惑星ランプレート 五武冬史 加瀬充子 中村旭良
塩山紀生
1985/3/22 24 幻想の崩壊 吉川惣司 谷田部勝義 八幡正
塩山紀生
1985/3/29 25 伝説の光芒 五武冬史 池田成 谷口守泰
吉田徹
塩山紀生

放送局編集

キー局・日本テレビでは毎週金曜日17:30-18:00の枠で放送したが、この枠はローカルセールス枠扱いとなっており、NNS系列局の多くでは遅れネットにて放送されていた。また、本作を放送しなかった系列局も少なくない。

下記の局は、1985年3月時点に於いての放送局である。参考として、各局での放送時間も併記。

その他編集

  • タイトルが確定する前は、『雄星伝アンティボーグ』という仮題が付けられていた。
  • スタッフのお遊びで、出演声優の過去の作品をなぞった場面がある。一つはマーダルが夜空に向かって指を伸ばし、傍らのハイ・シャルタットに「あの星をめざすのだ」と言う場面。これはマーダル役・加藤精三の代表的キャラクターである『巨人の星』の星一徹を念頭に置いている。もう一つはアズベスが「皆の者、出発!」という場面で、こちらはアズベス役・小林修が主役の吹き替えをしていた『ローハイド』が元ネタである。この場面を演じる際、小林はしきりに照れていたという。
  • 本作の監督である高橋良輔が、「演出協力」として参加したアニメ『赤ずきんチャチャ』のアニメオリジナルの設定が本作に類似しているといわれることがある(12歳になった遺児による王国再興、城で像にされた親など)。
  • 同じサンライズ製作で、ほぼ同時期に放映された『聖戦士ダンバイン』とはファンタジー色の強いロボット物として対比されがちだが、DVD-BOXのブックレット内の対談で、両作品のメカニックデザインを務めた出渕裕は「向こうが田園調で欧州的なハイファンタジーとすれば、こっちは荒野で米国的なヒロイックファンタジー」との見解を述べている。
  • オープニングの出だしの音がかなり低い為、一部の視聴者に放送事故か、テレビの故障かと錯覚されたという。
  • 主役メカであるガリアンの剣は、その印象的な使い方と構造から、以降のアニメや漫画などに類似する武器が多数登場している。特にゲーム『ソウルシリーズ』に登場する武器に強い影響を与えている。
  • ガリアンのサウンドトラックCDは、2枚とも再発が無かったことなどからアニメサントラの中では破格のプレミアがついていたが、ディスクユニオンから2008年10月24日に再発売された。
  • 最終話のEDは通常EDと異なり、地面に突き刺さる剣を成人したと思われるジョルディとチュルルが一緒に剣を引き抜き、二人寄り添って抱き合う、というシーンに変更されている。二人の姿はまるで結婚式のようなシーンであり、そのバックに最終話『その後』と思わせる、マーダル、ハイシャルタットら主要キャラクターが登場する。さながら、最終話まで見たファンに贈る粋な計らいだった。

関連商品編集

CD編集

  • 機甲界ガリアン 音楽集Vol.1
  • 機甲界ガリアン 音楽集Vol.2

OVA編集

発売元は全て、東芝映像ソフト。

  • 『機甲界ガリアン 大地の章』 (1986年1月21日発売)
    第1話から第13話までの総集編。
  • 『機甲界ガリアン 天空の章』 (1986年3月21日発売)
    第14話から第25話までの総集編。
  • 機甲界ガリアン 鉄の紋章』 (1986年8月5日発売)
    題名と登場人物の名前以外は全て異なるアナザーストーリー。また、ジョジョはジョルディ王子という役柄であり、担当する声優は菊池英博ではなく、菊池正美である。

DVD編集

発売元はバンダイビジュアル

  • 『機甲界ガリアン DVDメモリアルボックス』 BCBA-1568(2003年3月28日発売)
    テレビシリーズ全25話、及び上記のOVA全3話を収録。
  • 『機甲界ガリアン DVD-BOX』 BCBA-4001(2011年1月28日発売予定)
    “ EMOTION the Best ”シリーズのひとつとして発売。仕様は概ね上記メモリアルボックスに順ずる。

ゲーム編集

サンライズが制作したアニメのクロスオーバー作品の、ブレイブサーガシリーズや、 サンライズ英雄譚シリーズなどに登場している。


ボードゲーム
トレーディングカードゲーム
  • 『ブレイブサーガ』(タカラ、1999年4月)
上述のゲームのカードゲーム版。
『第3章 反逆の騎士』から登場。

関連事項編集

外部リンク編集

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